公開日 2022-07-28 最終更新日 2023-08-10
かわいいペットが帰りを待っていてくれる生活って憧れますよね!
実際にペットと一緒に住める物件を探すのは意外とハードルが高いです。
・ペット可の物件が見つからない…
・お部屋はいいけど賃料が高い…
そこで、今回はペット可物件の上手な探し方や探すコツと注意点をご紹介致します。
この記事は、これからペットを飼う予定の方にお部屋探しで失敗しない方法、トラブルが多い退去時の原状回復費用の注意点を理解してペットとの生活を満喫できるために読んでいただきたいです!
賃貸マンションのペット可には種類がある!何を何匹飼いたい?
一概にペットを飼う、と言ってもその種類は様々です。
犬、猫、うさぎなど、最近ではペットの選択肢も数多くあります。
また、ペットの種や数にも物件選びには影響がでます。
大型犬、小型犬などどんなペットを何匹飼うかも物件選びにはとても重要です。
まず一般的にペット可、という表記の物件は、犬(大型犬以外)or猫が1匹飼えるという物件が多いです。
2匹以上の飼育、大型犬、猫、それ以外のペットの場合(うさぎ・ハムスターなどの小動物も含め)は、ペット可物件でも不可の場合もあります。
飼っているペットが大丈夫かどうか、入居中のトラブルなどを避けるためにもお部屋ごとに大家さんに確認が必要となります。
ペット可物件の種類は?
ペット可の物件には大きく分けて
①ペット共生物件 |
②ペット可物件 |
の2種類があります。
一般的にはペット可物件というペット飼育が可能の物件が多いですが、最近ではペット共生物件といってペットと暮らすことを目的としている物件も増えてきています。
お部屋を探す際に暮らしやすさはとても大切なポイントなので、ペット可とペット共生物件の違いを簡単に把握しておきましょう。
ペット共生物件とは?
ペット共生物件はペットと一緒に暮らすことを前提としている物件のことです。そのため「壁にリードフックがついている」「床材や壁紙もひっかき傷に強い素材を利用されている」など、室内に住みやすい工夫がされていることが特徴です。
東京都内で考えるとあまり数は少ないです。同じ物件内の住民もペットと一緒に住んでいるためペットに対して理解があることも安心できる点です。
ペット可物件とは?
ペット可物件は普通のお部屋ですがペットの飼育が許可されている物件のことをさします。建物の共用部にペット足洗い場などの設備がある物件が多いです。ただし建物や部屋の仕様は基本的には普通の物件と同じなので、ペットと暮らす際は壁紙の傷や匂い、鳴き声による騒音など、注意が必要です。
ペット可を探すコツ
ペット可物件を探すには一般的なお部屋探しよりも数が少ないので難しいのが現状です。ですので、お部屋探しを行う際は条件を緩めるのがお部屋を探す際のポイントです。
ただ、譲れない部分もお部屋探しにはあるので、優先順位をつけてすすめるのがよいです。
お部屋探しには下記の条件が必要です。
・予算 | ・築年数 |
・エリア(路線など) | ・オートロック |
・広さ | ・部屋の向き(南向きなど) |
・間取り(ワンルーム、1Kなど) | ・建築構造(木造、鉄筋コンクリート造など) |
・階数 | ・ごみ置き場 |
設備など細かいものをいれれば他にもたくさんありますが、大きく分けるとこのような項目があげられます。
この中で優先順位をつけて、妥協できる条件に関しては緩くしてお部屋を探すのがポイントです。
ペット可物件は数が少なく、条件が悪い(相場よりも値段が高かったり)ことが多く、探すのがとても難しいので優先順位をしっかり把握して素敵なお部屋を見つけましょう。
お部屋探しのプロに依頼する方法も?
前の項目でも述べたように、ペットを飼うことができる物件を探すのは非常に難しく時間がかかります。
そこで、自力で探すのと並行して不動産屋さんに手伝ってもらうことも一つの手です。
不動産会社に依頼するメリット自分で探す場合は、基本的にインターネットの情報、もしくは町の看板の情報が中心になりますが、不動産屋の場合、「非公開の物件情報をもっている」「大家さんと仲がよくペット不可の物件をペット可に相談してくれる」など、不動産屋ならではのコネクションを活用してくれることもあります。
一棟賃貸専門のマンションの場合はペットの交渉をすることは、マンション規約でペット飼育不可と決まっているためできません。しかし、分譲マンションの1部屋ペットの飼育が大丈夫
部屋探しのプロに頼ってみることで、より多くの選択肢が得られるため活用してみることをお勧めします。
依頼をする際は、前の項目のようなお部屋探し条件を不動産屋に依頼すればスムーズに手続きできます。
弊社でも多くのペット可物件をご紹介できますのでお探しの際はお気軽にお問い合わせください。
物件選びのポイントは?
物件選びもとても大切です。この項ではいくつかの選定のポイントをご紹介します!
高層階の場合はベランダや窓の造りを確認
高層階ですとお部屋から落下してしまう可能性があります。ベランダに細い隙間は無いか、窓に落下防止柵がついているか、など都度確認をオススメします。転落防止の柵など入居後にあとから設置できるものもありますので高層階でペットと暮らす際は厳重に注意を払いましょう。
壁や床の素材が傷つかないように工夫する
ペットを飼育することで避けては通れないのが壁や床へのひっかき傷。ペット飼育用に丈夫な素材を採用していれば問題はないですが、通常の素材だと傷つきやすいです。そのため入居前の素材確認は確実に行いましょう。
入居時に傷が起こらないように、市販のキズ防止シートで保護することも可能ですが、賃貸の場合は退去時に原状回復が必要となるデメリットもあります。一番良い方法はフローリング個所にカーペットを引くことで、犬猫も滑り防止になり足への負担も減らすことができ、床への損傷も防ぐことができます。壁や床に傷がある場合、通常よりも原状回復費用が多くなります。そのため、できるだけ保護できる部分は傷つけないよう心掛けて生活をしましょう。
新築を避ける
新築ですとお部屋がきれいな分、汚した場合は清掃費用が高くなることが多いです。少し建築されてから時間が経った物件がおすすめです。
クロスやフローリングなど物件の設備には経年劣化というものがあります。これは年々設備の価値が減少していることを表すものです。
クロスやフローリングなどは6年という耐用年数が定められており6年後には価値が1円になります。なので、築6年の物件でクロスを傷つけた場合は、そもそもの価値が1円なのでほぼ費用は発生しないことになります。
新築の場合は、設備がすべて耐用年数が経過していないため、価値が残っており傷つけると費用が多く発生してしまいます。
※ペットの傷は故意過失に含まれるため、ペットが付けた傷については基本的に全て入居者負担になることを覚えておきましょう!
ベランダがある
ベランダはペットのちょっとしたゴミを置いておくのによい場所です。ですのでペットの排泄物などのゴミを一時的に置いておけます。
ただ、マンションなどのベランダに置く場合にはしっかりルールを守っておいておきましょう。
まず、ベランダは入居者が使える敷地ですが、基本的にはマンションの共用部という形になります。これは緊急時には梯子を出したりする際にベランダを利用することになるためです。ですので、梯子の近くには物を置かないようにしましょう。
また、周囲の人への匂いでのクレームもよくおこります。排泄物に関してはしっかりビニール袋で封をして匂いがまき散らすことがないようにしましょう。
暮らす際の注意点は?
犬の鳴き声による、騒音問題に注意
ペット飼育の際に最も注意が必要なのは騒音です。近隣トラブルの原因として最も多いのも騒音問題。
これはペットと住むうえでは絶対に避けられない問題です。お部屋に防音シートや防音壁紙を設置して防音対策を行いましょう。
また、マンションであれば木造などの壁の薄い物件は避け、鉄筋コンクリート造などの壁が厚めの物件を選ぶのもおすすめです。
共用部では抱えて移動する
ペット可物件では、ペットを飼っていない方も住んでいることが多いです。
居住者の方とのトラブルも防ぐためにもペットをお部屋まで帰る際は抱えて移動しましょう。
また、多くの建物では規則として共用部はペットを抱えなければいけない、と決まっているところも多いのでそのような建物の規則はしっかりと遵守してペットとともに生活をしましょう。エレベーターにもペットボタンがあってペットが乗っていることが外からわかるようになっているものも多いです。
入居者の中には犬アレルギーの人もいます。ルール違反をしたために他の方の健康にも影響があることもありますので注意が必要です。
浴槽に注意
子供を育てる時と似たようなケースですが、浴槽の水も事故につながりやすいため注意が必要です。
浴室にペットが入り込まないよう常に扉は閉めておきましょう。
カビなどが気になる方は24時間換気をおすすめします。電気代も1ヶ月あたり100-500円程度のため、特に湿気の多い梅雨の時期などは積極的に活用していきたいところです。
ペット可物件の入居までの流れ
契約時に準備する書類
契約時、ペットを飼育に関するいくつか書類の提出を求められることが多くあります。申込む際はまずお部屋ごとに必要な書類を用意しましょう。
一般的に下記の書類が求められることが多いので準備できるものは準備しておくとスムーズに契約ができます。
①ペットの写真
全体が映っている写真。体重やサイズも求められるケースもあります。
②ワクチン接種証明書
ワクチン接種証明書も提出書類になることが多いので、しっかりと保管しておきましょう。
③犬鑑札と狂犬病予防注射済証
その他、物件によってはペットと面接があったりする場合もあります。
申し込む前に契約条件の確認
ペット飼育の際は、お部屋の条件が異なるケースが多いです。ですので、ペット飼育の際にお部屋の条件がどのように変わるのかしっかりと確認をしましょう。
一般的に多いのは、敷金が1ヶ月増えるパターンです。これは、ペット飼育の際は退去時に清掃費用が増えることが予想されるため、通常よりも多めに敷金を預かっておきます。また、この1ヶ月分の敷金は償却といった仕組みで返金されない場合がほとんどです。
その他、賃料や礼金が変わるケースもあります。通常よりも条件が悪くなる場合が多いので、予算などは条件よりも低めに探しておくのもよいかもしれません。
契約書は細かくチェック
ペット可のお部屋の契約書はしっかりとチェックをしましょう。ペットによる傷や匂いなどの原因の清掃費用が追記されていることが多いです。
もしくは、退去時に壁紙、フローリング、消臭などの清掃が必須になっていたりなど通常の契約とは異なることが多くあります。入居後にトラブルにもならないためにもわからない場合は不動産会社に確認をしましょう。
入居後に現状をチェック
入居する際に、すでに傷があったり汚れがある場合にはチェックしてオーナーに報告をします。どの物件でも行われていることですが、ペットを飼う際はさらに入念に行うことをおすすめします。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
大切なペットと一緒に暮らす毎日は1分1秒がかけがえのないもの。
今回の記事でご紹介したペット飼育可能な物件の探し方を活かして、ぜひ理想のお部屋を探してみてください!
また、弊社サイトではペット飼育可能なマンションのご紹介も行っています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎
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