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タワーマンション高層階に住む!実際に子供や人体への影響は?

         

タワーマンションの高層階に住むと・・・「子供がバカになる」「成長が遅れる」etc.
タワーマンションには迷信じみたウワサがたくさんありますね。
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな眉唾なウワサについて、調べたことを交えてお話していきます。

子供がバカになる・成長が遅れる?

「高層階で育った子供はバカになる」「成長が遅れる」「伸びない」などと言われます。
「バカ」といっても勉強の成績の話なのか、それとも機転が効く効かないといったことなのか、はたまた性格上のことなのか。そして、仮にこのウワサが真実だとすればその原因は何なのか?

まず、このウワサに関しては信頼できる出典・統計がありませんでした。
自身の経験則の延長でインターネット上にこういった書き込みをされる方が多いようです。

とはいえ火のないところに何とやら、、こういったウワサが出回り広く認知されているということは、何かしらの理由があるはずです。理由や背景を考察していきたいと思います。

 

1. 父親の悪いところが似てしまう

そもそもタワーマンションの高層階は、低層階や他の一般的なマンションよりも高額であることが多く、それなりにステータスの高い方が住んでいると考えられます。
つまり世帯主である父親は高年収で立場のある方であることが多い、ということですね。
タワーマンション高層階に住む高収入なエリートパパ・・・もちろん素晴らしい方であることには違いありませんが、中にはそうでない方もいますよね。

たとえば自身のステータスに驕った親が内外で他人に対し横柄な態度を取っていると、子供もそれに倣い同じような態度を取るようになることもあるかもしれません。
大人ですら場をわきまえずに横柄な態度を取る方は「バカ」だと言われますから、子供が同じような態度を取っていたら周りからは「バカな子供」だと言われるのは当然ですよね。

もちろん「タワーマンション高層階に住む子供」に限った話ではありませんが、世間のイメージとしては《タワマン高層階=富裕層(成金)》と思われていることも少なくありませんので、このようなウワサが出てくるのではないかと思います。

 

2. 子供が引きこもりがち

キッズルーム、スタディルーム、ラウンジ、フィットネスジム、、、
建物内に充実した共用施設を備えているのが魅力の一つであるタワーマンション。
コンビニやスーパーなどのお店が入っていることも多く、マンションから出ずとも日常生活+αが完結できます。
豪華な共用部などの利便性を求めて、タワーマンションに住むメリットに感じているでしょう。

便利過ぎることが、一戸建てに住む子供よりも外出機会が減り、引きこもりがちになってしまうのではないかという見方もあります。

知らない近所の子と仲良くなって一緒に遊んだり、イタズラをして親以外の大人に叱られるといった機会もあまりなくなるわけですね。これによって学力が低下するかについては何とも言えないところですが、社交性を培うという点においては確かに影響がありそうだと感じます。

実際に高層階に住むことで、出かける際もエントランス迄の道のりが長く、エレベーターの移動時間など低層マンションに比べて時間がかかるため、出不精になることは統計で出ています。子供は学区域の同じ子供のコミュニティーもマンション内で形成されることが増えるので、外出の機会が減り決まったテリトリーでの行動が中心になりがちです。大学の教授の発表では「高層集合住宅はその高さゆえに、外の明るさ、雨の音、樹木の緑といった外界による刺激が乏しい」事が要因という見解があります。

このような背景から、極端に刺激が少なく親依存の環境で育つことから感性や知的好奇心、自己解決の意識が生まれにくく、アウェイに弱い応用・機転の効かない人間になってしまう可能性もあるかもしれません。

 

3. 親が教育熱心すぎる

親のステータスが高いほど子供の教育にも力を入れることが多いですよね。

偏差値の高い学校へ行かせ、質の良い教育を施し、いずれは社会に出て大きく活躍してほしい・・・学歴が重視されがちな今の世の中では、ある意味当然とも言える親の心理です。
特に高額なタワーマンションに住むエリートサラリーマンともなれば、子供の教育に懸ける思いもひときわでしょう。

ですが近年は子供の受験などに親だけが盛り上がりすぎてしまい、子供本人の意思と大きくかけ離れた勉強を強制する、いわゆる『教育虐待』が問題になっています。

個人差はあれど子供はやはり遊びたいもの。熱心な教育も本人のやる気とあまりに乖離してしまうと逆効果になりかねません。さらに外からの目を気にしがちな親であれば特に、子供も反発してしまうことがあるかもしれませんね。
タワーマンションは住所が同じ建物に住んでいるため、マンション内で幼稚園や小学校でのコミュニティーが作られます。どうしても、親同士で子供の進路や習い事なども周りと比べがちになる傾向があるようです。

 

 

気圧の影響は?

ちなみに、「タワマン高層階」に絡めて気圧の問題で人体に影響があるとするウワサもありますが、これについては限りなく信憑性の低い、単なるウワサの範疇です。

気圧は10m上がるごとに1hpa(ヘクトパスカル)変化します。
タワーマンションは高いものでは200mを超えるため、1階と最上階では気圧が約20hpa違うわけです。

20hpa差というのは天候によっても日常的に起こる変化であり、この程度の差で慢性的な体調不良や、まして知能に影響を及ぼすということは考えにくいのです。

そもそも居住用に建てられているタワーマンションが人体に影響を及ぼすのであれば、既に世界中で大きく問題視されているはずですよね。

 

ウワサは所詮ウワサ

いかがだったでしょうか?
今回はタワーマンションの高層階にまつわるウワサを紹介・考察しました。
いずれも確かな確証のないものばかりで眉唾なウワサではあるものの、理由を立てて考えてみると何となくわかるような気もしますね。ですが、どれもタワーマンションだけに限ったことではありません。

確かにタワーマンションは高額な物件が多く、住人は平均的な年収の方と比べれば高収入の方の割合が高いでしょう。
しかし、分譲マンションの坪単価ランキングでは一位こそタワーマンションという結果になっているものの、二位以下は低層マンションが多く名を連ねています。

高級低層マンションはタワーマンションと違い小さな間取りを作らないため、分譲価格や賃料の高さでは低層マンションに軍配が上がります。
つまり、実際はタワーマンションに比べて低層マンションの住人の方が基本的に高収入・ハイステータスであるはずです。

それなのになぜタワーマンションばかり悪いウワサが立つのでしょうか?

これらのウワサが立った根底には、やはり《タワマン=成金》というイメージがあるからではないでしょうか。(特に都心部では)
良くも悪くも人々の注目を集めるからこそ、悪目立ちもするのでしょうね。

タワーマンションが建つと、その地域は一気に人口が増えて騒がしくなります。(もちろん街の発展という意味では良い効果ももたらしますが)他にも日照が阻害される、周辺の道が混むなど、以前からその地域に住んでいた方の中にはタワーマンション、ひいてはその住人までもを疎ましく思う方もいるでしょう。
そのような負の感情も、ネガティブな風説が広まることを手伝っているのかもしれません。

「タワーマンションへの引っ越しを考えているけど色々なウワサがあって不安だなあ」と思っている方もいらっしゃいますよね。ですがここまで書いてきた通り、ウワサは所詮ウワサの範疇を出ません。
どのウワサも、当てはまるかどうかは結局は人によるもの。
マンションの構造自体が子供に悪影響を与えることなど、実際はまず無いと言っていいはずです。
ネガティブな話を耳にして二の足を踏んでいたという方は、安心して住んでいただければと思います。

東京都内でタワーマンションをお探しの方は、精通しているリテラにご相談ください!

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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎

2013年12月、東京都中央区銀座にて、リテラ株式会社を創業。創業前から不動産業界に身を置き、宅地建物取引士として14年のキャリアを誇る。 東京都心を中心に不動産の売買、賃貸、管理並びに仲介、斡旋業務を手掛けている。 また、引っ越しをもっと気軽にすることをコンセプトとした都心の高級賃貸マンションの情報サイト「Litera Properties」の運営をはじめ、不動産に付随した幅広いサービスを展開している。