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【2026年版】お部屋探しはいつから?引越し予定日のどれくらい前から始めるべき?

         

公開日 2020-04-24  最終更新日 2026-10-05

「今住んでいる家と転居先の家賃がかなり被ってしまった」
「イイ物件が見つかったけど、今の家の解約予告を出していないので申込ができない」
「この日までに引越さないといけないのに物件がない」

このような経験がある方、多いのではないでしょうか。

今回は、引越し予定日から逆算してどれくらい前からお部屋探しを始めれば、ちょうど良いタイミングで引越しができるのかを解説するコラムです。募集賃料が過去最高水準を更新し続けている2026年の東京では、お部屋探しの「動き出しのタイミング」の重要性が以前よりさらに増しています。

 

申込から入居までのスパン

地方と違い、都心部の物件は需要が高いため空室期間が短く、募集を始めてから短期間で成約になることがほとんどです。
そのため貸主側(オーナーや管理会社)も強気になりがちで、申込を受けてから入居(契約開始)までの期間に余裕を持ってくれない場合が多いのです。

申込から契約開始まで1ヶ月も貰えれば上々で、短い場合では2週間しか待ってくれない、ということもあります。

一般的に賃貸借契約の解約は1ヶ月前までに予告をしなければならない場合が多いので、新居へ申込をしてすぐに解約予告を行ったとしても、新居の貸主側から「2週間で契約開始してほしい」と言われてしまうと、今の家賃と引越し先の家賃が2週間ほど被ってしまいます。

タワーマンションや分譲タイプの物件では解約が2ヶ月前予告とされている物件も多いので、そうなると1ヶ月半ほどの家賃が無駄になってしまうことに・・・

空室が少なく借り手の競争が激しい2026年の東京では、この「待ってもらえない」傾向はむしろ強まっています。だからこそ、逆算したスケジュール管理が大切なのです。

退去予告から募集開始までのタイムラインを知っておく

「いつから探すか」を考えるうえで意外と知られていないのが、物件が市場に出てくるまでの裏側の流れです。

① 今の入居者が管理会社へ解約予告(退去予告)を出す
② 管理会社・オーナーが募集条件を決め、「空き予定」として募集を開始する
③ 退去 → 原状回復工事・クリーニング
④ 入居可能日を迎える

つまり多くの物件は、前の入居者がまだ住んでいる「退去予告直後」から募集が始まります。人気エリアの物件ほどこの「空き予定」の段階で申込が入ってしまうため、「退去後に室内を見てから決めたい」と待っていると、内見する前に募集終了ということも珍しくありません。

解約予告が1ヶ月前の物件なら募集開始から入居可能日までは1ヶ月強、2ヶ月前予告の物件なら2ヶ月強。この構造を知っておくと、「今出ている物件のほとんどは、おおよそ1〜2ヶ月以内に入居する人向け」ということが分かります。探し始めるタイミングを考える際の大前提になる知識です。

引越しシーズンとの関係 〜2026年は繁忙期が早期化〜

入学・入社の時期である4月。
転勤が多い時期である10月。

この年2回、引越しをする人が増えいわゆる「引越しシーズン」となります。
特に1〜3月は年間で最大の繁忙期で、解約が出る物件も増え、賃貸募集が最も多くなる時期です。
ただ、その分入居する人も多くなることからお部屋探しは熾烈な競争になります。
募集が出たばかりの物件に申込を入れたのに、タッチの差で他の人に取られてしまった・・・ということも珍しくありません。

さらに近年はこの繁忙期の「早期化」が進んでいます。年明けから動き出すのが従来のセオリーでしたが、最近は12月下旬〜1月上旬から動き出す人が増え、ピークが前倒しになる傾向があります。年明け直後は、3月末退去予定の人の解約予告が出始めて「3月入居可」の物件情報が市場に揃い始めるタイミングでもあるため、春の引越しを考えるなら遅くとも1月中には動き出すのが2026年の現実的なスケジュール感です。3月に入ってから探し始めると、選択肢が減っているうえに入居日や引越し業者の予約枠の調整も難しくなります。

貸主側からすると、繁忙期に募集する物件は「借り手が付きやすい」状態です。
「この日までに引越さなければいけない」という人が多いのでオーナーとしては借主側の交渉事を聞く必要がなく、家賃相場が上昇している2026年の東京では、賃料や初期費用を強気に設定するオーナーがさらに増えています。

そうなると当然、契約開始までのスパンについても融通を利かせてはくれませんよね。
「2週間で契約開始するのが嫌なら他の入居者を探すまで」
と言われれば引越し期限が押し迫った入居者は首を縦に振るほかありませんし、そう言えるだけの需要が都心部の賃貸物件にはあるのです。

では逆に引越しシーズン以外の時期はどうなのでしょう?
空室は埋まりづらくなり、賃料や初期費用の条件交渉に応じてもらいやすくなる傾向があります。
契約開始までのスパンも同様、オーナーの意地で断ってしまうと次の入居者が現れるのはいつになるかわからないため、申込から1ヶ月程度は許容してくれることもあります。

当然、引越しシーズンに比べて空室は少なくなりますが、より良い条件でお部屋を借りたいという方は引越しシーズンを外してお部屋探しをしてみると良いでしょう。

とはいえ、いつの世も《なるべく早く入ってくれる人》を優先したいのが不動産オーナーというもの。
あくまで時期による違いはオマケ程度に思っていた方が良さそうです。

オンライン内見・IT重説で「前倒し」がしやすくなった

2026年のお部屋探しが以前と大きく違う点が、オンライン化です。

スタッフが現地からビデオ通話で室内を映す「オンライン内見」は、コロナ禍を機に都市部の不動産会社で広く普及しました。また、賃貸では2017年10月から重要事項説明をビデオ通話で行う「IT重説」の運用が認められており、内見から契約まで一度も現地へ行かずに完結させることも可能になっています。

これにより、地方からの上京・転勤など遠方からのお部屋探しでも、現地に行ける日を待たずに検討を前倒しできるようになりました。「来週末しか現地に行けないから」と待っている間に申込が入ってしまう・・・という繁忙期にありがちな失敗を、オンライン内見で回避できるケースは確実に増えています。前章の「空き予定」段階の物件も、退去前の現況をオンラインで案内してもらえる場合があります。

ただし注意したいのは、オンライン化で早くなったのは「検討・契約の手続き」であって、申込から契約開始までのスパンの考え方は変わらないという点です。早く見られるようになったからといって早すぎる時期に申込をすれば、その分だけ家賃の二重払いが発生します。オンライン内見はあくまで「適切なタイミングで素早く動くための道具」と考えましょう。

 

いつから探し始めればいい?

今住んでいる家が持ち家なのか賃貸なのか。
解約予告は1ヶ月前までか2ヶ月前までか。
新居のオーナーがどこまで融通を利かせてくれるか。

これらの要素によって探し始めのタイミングは異なりますが、概ね引越したい時期の1〜2ヶ月前から探し始めれば無駄が少ないと言えるでしょう。

たとえば10月に引越したい方が6月や7月からお部屋を探し始めて内見していたとしても、申込をしてしまうと入居が当月や翌月になってしまいます。
とはいえ6・7月から9・10月まで同じ物件の募集が続いているということはまずあり得ません。

つまり、早すぎる時期に内見に行って気に入った物件を見つけたとしても、その物件を押さえることもできず打つ手がない。さらに実際に引越す時期にその物件は空いていないため、お部屋探しと内見に掛けた時間と労力は全く無駄になってしまうのです。

普通は引越しの1ヶ月前から探し始めても十分ですが、こだわりが強い方やイイ物件が見つかるか不安な方は2ヶ月ほど前から探し始めると良いでしょう。
そして1〜3月の繁忙期に引越す場合だけは例外です。競争の早期化を踏まえて、条件整理や情報収集は2〜3ヶ月前から始め、内見・申込は入居希望日の1.5〜2ヶ月前から動くのが2026年のおすすめです。

なお、お部屋探しのスケジュールと併せて押さえておきたいのが引っ越しにかかるお金です。繁忙期は引越し業者の料金も高くなるため、費用の内訳と相場は【2026年版】引っ越し費用の記事で事前に確認しておくことをおすすめします。

最後に

結論、今の家の退去と新居の契約開始のタイミングをピッタリと合わせることは非常に難しいのです。
運良く新居のオーナーが融通の利く方であれば良いのですが、通常は家賃の重複が一切ないように引越しをしたい場合、今の家の解約予告を出してから探し始めるしかありません。

ですが審査NGになってしまったり、オーナーの都合で貸し止めになってしまうことも。
解約予告は基本的に出してしまうと取り消すことができないため、見切り発車した結果、家がなくなってしまうという可能性もあります。

その可能性がある以上、多少家賃が被ってしまうのは仕方ないと割り切ってお部屋探しをする人が多いのも事実。
たしかにそれが最も堅実であると言えるでしょう。

空き予定のうちから申し込んでいた物件にそのまま引越す場合はタイミングも計りやすいのですが、いろいろな物件を見比べて検討したい、という方は賃料の重複は割り切って考えるしかありません。
「絶対に家賃が被るのは嫌だ」ということで解約予告を出してからお部屋探しをする方もいますが、本当に家がなくなってしまってホテル住まいを余儀なくされることもありますので、正直に言ってあまりオススメはしません。

ただ、今の家の解約予告が2ヶ月前の場合は、スムーズに新居が決まると1ヶ月分以上の家賃が重複してしまいますので、先に解約予告を出してから探し始めるのもひとつの手です。

とにかく、《お部屋探しを始めるタイミングは引越しの1〜2ヶ月前から・繁忙期だけは情報収集をさらに前倒しで》と思っておけば間違いありません。
それより前に探し始めても無駄な動きになってしまいますし、あまりに多くの物件を見てしまうとかえって何が良いのか何が悪いのかもわからなくなり、いざ本当に探すべき時に余計に迷ってしまいます。

事前にインターネット等で情報収集をしておくのは良いことですが、内見(オンライン内見を含む)は本当に引越すタイミングの1〜2ヶ月前からにしておくのが良いでしょう。

東京のタワーマンション・高級賃貸のお部屋探しは、解約予告のタイミングのご相談から「空き予定」物件のご紹介まで、リテラにお任せください。お客様の引越し予定日から逆算した無駄のないお部屋探しをサポートいたします。お問い合わせはこちら。

この記事の運営・編集
リテラ株式会社(宅地建物取引業 東京都知事(3)第96348号)
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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎

2013年12月、東京都中央区銀座にて、リテラ株式会社を創業。創業前から不動産業界に身を置き、宅地建物取引士として14年のキャリアを誇る。 東京都心を中心に不動産の売買、賃貸、管理並びに仲介、斡旋業務を手掛けている。 また、引っ越しをもっと気軽にすることをコンセプトとした都心の高級賃貸マンションの情報サイト「Litera Properties」の運営をはじめ、不動産に付随した幅広いサービスを展開している。