公開日 2021-08-21 最終更新日 2023-08-08
今回は線路沿いにあるマンションは心配?と迷っている方はぜひ見てください。
皆さんは「線路沿いの物件」についてどのような印象を持っていますか?
おそらく多くの人が「電車の走行音がうるさくて住みづらい」「電車が通るたびに揺れるのが怖い」といったマイナスのイメージを抱いているかと思います。
物件の特徴を抑えて対策したり、騒音対策をしている建物に住んだりすることで、賃料を抑えつつも快適な暮らしを楽しむことができます。
今回は「線路沿いの物件」の特徴やメリット・デメリット、注意点そしてそれに対する対策などを順にご紹介していきます!
線路沿いは一見するとデメリットの多い物件のように思えます。
騒音などの大きなデメリットですが、事前に実際のお部屋で確認と対策をすれば人によって快適な暮らしができる可能性があります。
最近建てられたマンションは騒音対策などもしっかりとされていたり、物件価格が相場より安かったりなどメリットも多くありますので、線路沿いという条件だけで物件選びの候補から外すのはもったいないです。
お気に入りの物件があればぜひ検討してみましょう。
メリットやデメリットは?
物件価格が相場よりも安い
線路沿い物件の一番のメリットはやはり物件価格や家賃が安くなることです。
やはり騒音や振動などを嫌がって住みたくない、という人が多いので通常よりも家賃や物件の相場が安くなることが多いです。
住みたい町があるのに家賃がちょっと高い…音や振動は気にならないという人は、線路沿いで物件を探せば、希望のエリアに住むことができるかもしれません
また、線路の通る頻度などにもより相場に影響がありますので、何の沿線沿いかを把握しておくのがよいです。
東京ですと、山手線は数分おきに電車が通り、さらに始発も早く終電も遅いため影響が大きいですね。
駅チカ物件が多い
線路沿いということで駅までの距離が近い物件が多いです。
最寄り駅への距離は物件選びの際に重要なポイントの一つですね。
夏場などは駅から遠いだけで家から出るのが嫌になります。
線路沿いの物件では最寄り駅まで近い物件が多く、さらに開けた道が多く人通りもあるところが多いので女性が一人で歩いたりなど防犯上も安全です。
最近では駅近くの高架下の再開発も多くみられたり、駅周辺での環境がより充実しています。
駅周辺にスーパーや飲食店、コンビニなどがまとまっているので、日常生活でもとても便利になります。
利便性の高さは大きなメリットですね。
日当たりの良い物件が多い
線路沿い物件は日当たり良い物件が多いのもメリットです。
電車の視界確保や安全面の関係で、線路周辺には高い建物が少ないです。
そのため日当たりに関しては良好な場合が非常に多いです。
住宅街ですと住宅が密集しており日当たりが良くないお部屋も多いので、日当たりが良いのは貴重なお部屋です。
日当たりは部屋を選ぶ際の重要なポイントです。
競争率が低いので希望の物件に住みやすい
線路沿い物件の競争率は低いため希望の物件に住みやすいです。
相場が安い理由にもなりますが、騒音や振動を気にする方は多いです。
線路沿いというだけでお部屋探しの条件から外す方は多いですね。
ですので、希望の物件が線路沿いにあれば競争率が低いので住みやすいです。
条件のいい物件は申し込みが殺到しますので、余裕をもってお部屋探しもできます。
次にデメリットです。
電車の振動・騒音がある
沿線で住むうえで最も大きな問題がこの振動・騒音。
対策方法は記事後半でまとめますが、いくつかの方法を用いることでこの問題は軽減することが可能です。
立地上絶対に避けては通れない問題なので、対策はしっかりと行いましょう。
ただ、最近の線路沿いの物件では二重サッシや部屋の向きなどで騒音対策をしていることも多く、そこまで線路沿いを気にしなくてもいいかもしれません。
実際に内見をしてみて音がどれくらい響くか、振動の大きさはチェックしましょう。
家の中が見えてしまうことがある
線路から近い家だと、電車の車内から家が見えてしまうことがあります。
特に大きな駅の近くは駅手前で電車が通過電車を待つために停止することもあり、電車の中の人からはっきりと見えてしまうこともあります。
女性の一人暮らしですと怖いところではあります。
日当たりがいいお部屋が多いのでカーテンをあけておきたいところですが、目線が気になる方は厚めのカーテンをしたり、電車の目線より高層階に住む、などで対処することが必要です。
電車による鉄粉や埃で洗濯物が干しづらい
ベランダが線路と近い物件は、電車の巻き上げた埃や塵などで洗濯物が汚れてしまうことがあります。
特に乾燥しやすい冬の時期や雨の多い梅雨の時期は注意。
シーズン中は干す場所を変えるなど、工夫をするとよさそうです。
早朝の始発電車の音で起こされる可能性も?
当たり前ですが、電車は365日毎日走っています。
そのため、自分が休みの日でも早朝の始発電車の音で目が覚めてしまうことも。
休日くらいはゆっくり寝ていたい!…という人には少しストレスになるかもしれません。
逆に朝早く起きる生活リズムの人にはあまり関係ない部分とも言えます。
相場が安いって本当?
騒音や振動の問題から、一般的な家賃相場と比べると安い傾向になっています。
騒音などが気にならない、日中は家にいない、など自分の生活に合わせて線路沿いでもいいという方は安いのでおすすめです。
ただ、最近の物件では、お部屋の窓を線路とは反対に向ける、窓を二重サッシ構造で造っているなど、線路沿いの物件でも騒音対策をして建てていることが多いです。
ですので、騒音や振動も軽減されることによりそこまで相場と変わらない物件も増えてきています。
何階以上から騒音が軽減される?
厳密に「何階から」というのは難しいようですが「5階より上は騒音があまり気にならない」という声もあるようです。
距離が遠くなれば音は軽減されますので、マンションの高層階へいくにつれて軽減されます。
ただ、騒音と振動は壁によっても伝わりますので、気になるお部屋には必ず内見時に音をチェックしましょう。
騒音対策の方法は?
窓を二重サッシにする
騒音の入口となるのは主に窓。
その窓のサッシを二重にすることで騒音を軽減することができるためオススメの方法です。
防音カーテンにする
これも二重サッシと同様に騒音対策としてされています。しかし、高音についてはある程度吸収できますが車の騒音などの低音はあまり変わりません。
窓からの音漏れの一番の原因は「隙間」。防音カーテンコーズは、ヒダをなくすことで、隙間からの音漏れを防いでくれます。
なるべく質量の重いカーテンを選ぶことが重要です。
サッシを交換するよりカーテンを購入するほうが安いため、少しでも安く収めたい場合はカーテンをオススメします。
家具を線路のある方向に置く
音とは「空気の振動」です。線路側の壁に家具を置くと振動自体を抑えられるため、棚やソファといった家具によって騒音を軽減できます。
特別な何かを買い足したりする必要もなく、手軽にできる騒音対策といえるでしょう。
木造・鉄骨造は避ける
木造・鉄骨造の物件は鉄筋コンクリート造の物件と比較すると、音や振動を伝えやすい構造です。
マンションのように大きな建物の場合はあまりありませんが、アパートなどの小さめの建物の場合は木造などになっていることが多く音が響きやすいです。
その分金額は安めではありますがデメリットもあるため、物件選びの際は木造や鉄骨造の物件は避けるのも吉といえます。
電車が通るたびに揺れる?
線路から物件が近いため、電車の影響が大きく通るたびに揺れることはあります。
ただし構造によってはそれほど気にならない場合もあります。
木造よりも、頑丈な鉄筋コンクリート造や鉄骨造の物件を選ぶのことがポイントです。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
線路沿い物件はついデメリットが先行してしまいがちですが、メリットになる部分も多いことがわかっていただけたかと思います。
今回の記事でご紹介した線路沿い物件の魅力や間取りの有効活用方法を活かして、ぜひ理想のお部屋を探してみてください!
また、弊社サイトでは線路沿いの物件のご紹介も行っています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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