公開日 2021-02-16 最終更新日 2026-10-05
家賃相場が大きく上昇している2026年の東京。そんな中で「新宿直結の利便性」と「沿線の住みやすさ」を両立できる路線として、あらためて注目を集めているのが小田急線です。
複々線化による通勤快適化、下北沢の再開発、そして新宿西口で進む超高層ビル計画など、この数年で沿線の姿は大きく進化しています。本記事では2026年現在の最新情報を交えて、小田急線の魅力を徹底調査します。
小田急線の沿線情報

小田急線は神奈川県の小田原駅および片瀬江ノ島駅から、東京都新宿区の新宿駅までを繋ぐ路線です。
新宿駅から小田原駅までを結ぶ小田急小田原線をメインに、唐木田駅方面へ分岐する小田急多摩線、片瀬江ノ島駅方面へ分岐する小田急江ノ島線が運行されており、総延長は約120kmに及びます。
またロマンスカーを利用することで箱根方面にも乗り換えなしで出られるため、レジャーにも便利です。
沿線は23区内では新宿区、渋谷区、世田谷区の3区、それ以外では狛江市、多摩市、町田市などを走っています。

また代々木上原駅から先は東京メトロ千代田線と相互直通運転を行っており、表参道・大手町方面へのアクセスも容易です。平日には千代田線に直通するロマンスカーも運行されており、通勤にも観光にも使い勝手が高まっています。
沿線は新宿へ近くなるほど栄えていますが、多摩川を越えたあとはニュータウンや丘陵地帯が相模湾へ向かって続いてゆきます。
下北沢、新代田といったエリアは新宿へのアクセスの良さも相まって、沿線でも人気の高いエリアです。
複々線化で通勤はここまで快適になった
かつて「殺人的な混雑」とまで言われた小田急線ですが、2018年3月に代々木上原〜登戸間の複々線化が完成し、状況は一変しました。
小田急電鉄の発表によると、朝ラッシュピーク時の混雑率は192%から151%へと大幅に低下し、町田〜新宿間の所要時間は最大12分短縮されました。ピーク1時間あたりの列車本数も27本から36本へと増発されています。
複々線化から8年近くが経過した2026年現在、この効果はすっかり定着しています。テレワークの普及や時差通勤の広がりもあり、朝の通勤環境はかつてのイメージとは別物と言ってよいでしょう。
「混む路線」から「選ばれる路線」へ——これが2026年の小田急線の姿です。
小田急線の特徴は?

小田急線の最大の特徴は、ロマンスカーという特急電車が走っていること。
新宿駅から最速75分で箱根湯本駅へ到着するため、箱根の温泉に日帰りで行くことができるのが嬉しいところです。
展望席を備えたGSE(70000形)をはじめ複数の車種が運行されており、座席はすべて指定制。スマホで完結するチケットレスサービスも定着し、思い立ったらすぐ予約できる手軽さも魅力です。

また大多数の駅が神奈川県の住所にあり、沿線の便利さに対して家賃が良心的なことも特徴。
特に登戸より以南はほどよく栄えていながら家賃も手頃なため、家賃上昇が続く2026年の東京においてコストパフォーマンスの高い穴場と言えます。

反対に経堂駅や成城学園前駅付近は古くからある高級住宅街で、こちらは芸能人などに人気の高いエリアとなっています。
小田急線の歴史

小田急電鉄は1927年に運行を開始しました。当時から新宿〜小田原間での営業を行っていましたが、駅は町田駅や本厚木駅を含む9駅だけでした。
そこから戦争の影響で運行休止などの憂き目に合ったものの徐々に延伸し、1974年ごろには現在の区間での運行になりました。
また多摩線もこの年に路線の運行を開始しています。
その後、2018年の複々線化完成という大きな節目を経て、2027年には開業100周年を迎えます。
下北沢の再開発「下北線路街」と「ミカン下北」
2026年の小田急線を語るうえで欠かせないのが、下北沢の再開発です。
複々線化で線路が地下化された跡地には、小田急電鉄が手がける「下北線路街」が誕生しました。2020年開業の「BONUS TRACK(ボーナストラック)」は下北沢〜世田谷代田間に個性的な飲食店や物販店が集まる人気スポット。2021年には白い箱型の建物が連なる商業施設「reload(リロード)」もオープンし、こだわりのカフェや専門店が軒を連ねています。
さらに2022年には、京王井の頭線の高架下に「ミカン下北」が開業。「未完」をコンセプトにした実験的な商業施設で、エスニック料理店やシェアオフィスなどが集まり、下北沢の新しい顔となっています。
駅前広場の整備も進み、サブカルチャーの街としての個性はそのままに、街歩きの楽しさが一段と増したエリアへと進化しています。高層ビルに頼らない「下北沢らしい」再開発は、全国的にも成功例として注目されています。
新宿西口の大規模再開発も進行中
ターミナルの新宿でも、小田急線の玄関口が大きく生まれ変わろうとしています。
2022年に閉館した小田急百貨店新宿店本館の跡地では、小田急電鉄と東京メトロなどによる「新宿駅西口地区開発計画」が進行中。地上48階・地下5階、高さ約260mの超高層ビルを建設する計画で、2024年に着工し、2029年度の竣工を予定しています。高層部にはハイグレードオフィス、低層部には新宿エリア有数の規模となる商業施設が入る予定で、完成すれば新宿西口の新たなランドマークとなります。
また沿線の今後の話題としては、横浜市営地下鉄ブルーラインをあざみ野から新百合ヶ丘駅まで延伸する計画が進められています。当初目標とされた2030年の開業は困難との見解が2026年に横浜市から示されましたが、計画自体は継続しており、実現すれば新百合ヶ丘の拠点性はさらに高まる見込みです。
小田急線の家賃相場(2026年)
都心部を中心に家賃相場の上昇が続く2026年の東京。小田急線の人気エリアも例外ではなく、相場は上昇傾向にありますが、それでも山手線内側のエリアと比べると割安感があります。
一人暮らし向け(ワンルーム・1K)のおおよその目安としては、下北沢で8万〜9万円台、経堂で7万円前後〜8万円台、成城学園前で6万円台後半〜7万円台が中心となっています(調査サイトや築年数・駅距離によって幅があります)。
多摩川を越えて神奈川県側に入ると相場はさらに手頃になり、新宿直通の利便性と家賃のバランスを取りやすいのが小田急線の強みです。ファミリー向けの広い間取りでも、都心部より抑えた予算で探しやすい路線と言えるでしょう。
小田急線のグルメ情報
・鳥茂(新宿駅)
新宿駅南口から徒歩3分ほどの距離にある老舗の焼き鳥屋さん。
食べログの新宿エリアで1位を取ったこともある名店で、元々は「ピーマンの肉詰め」をメインに据えたお店だったようです。
コース料理が中心の人気店で、予約してから訪れるのが安心。特別な日の一軒としてもおすすめです。
・カルパシ(千歳船橋駅)
千歳船橋駅から徒歩2分の場所にあるインド・スリランカ料理屋。
スパイス料理ブームの中でも全国区の知名度を誇る人気店で、クセの少ない日本人好みな味が魅力的です。
インドコーヒーやクラフトビールなどドリンクも充実しているため、ランチでもディナーでもオススメのお店です。
・うなぎ亭 友栄(風祭駅)
小田急線が直通運転している箱根登山鉄道・風祭駅からほど近い場所にある鰻屋です。
1976年創業。超有名店のため、来店には予約が必要となっています。
立地が箱根の手前と東京からはかなり遠いですが、ロマンスカーなら日帰り圏内。箱根旅行とあわせて訪れる価値のあるお店です。
まとめ:進化を続ける小田急線でお部屋探しを
複々線化による快適な通勤、下北沢の個性あふれる再開発、そして2029年度に向けて動く新宿西口の超高層計画——小田急線は今まさに進化の真っ只中にある路線です。
新宿直結の利便性と、沿線ごとに異なる街の個性を兼ね備えた小田急線は、家賃相場が上昇する2026年の東京において、コストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
リテラ株式会社では、東京のタワーマンション・高級賃貸を中心に、お客様のライフスタイルに合わせたお部屋探しをお手伝いしています。小田急線沿線や新宿エリアでのお住まい探しも、ぜひお気軽にお問い合わせください。
リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎
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