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「メゾネット」とはどんな間取り?メリット・デメリットを解説!

         

公開日 2021-08-11  最終更新日 2023-08-07

メゾネットタイプのお部屋の間取りは広くて使いやすい!? 月9の人気ドラマにも出てくるような、マンションのメゾネットタイプのお部屋かっこよさそうで憧れますよね!

でもいきなり「メゾネットタイプの物件」って言われても、

・そもそもメゾネットってなに?

・知ってるけどロフトとどう違うの?

・どんなメリット、デメリットがあるの?

今までに住んだことのない間取りだから、イメージが沸かず色々と疑問もあるかと思います。 今回はメゾネットタイプの物件のメリットやデメリット、上手な活用のコツや具体的な探し方など、一挙にご紹介致します!

メゾネットの魅力や特性についてマスターし、失敗しないお部屋探しをしましょう!

・メゾネットってどんな部屋?

メゾネットとは1つの住戸が2層以上で構成されている集合住宅のことです。 マンションやアパートなのに、一軒家のように2階建てになっているものがメゾネットタイプのお部屋です。 日本語では「複層住戸」とも呼ばれます。 マンションに住みながら一軒家のような雰囲気を味わうことができるのも人気の理由です。 リモートワークの普及で仕事部屋と居住空間をしっかり分けたいという人にもおすすめです。

室内は階段で仕切られている場合が多いです。

ロフトとの違いは?

よく間違えてしまうこともありますがメゾネットとロフトの違いですが、ロフトは部屋ではない、というのが一番の違いです。 そのためメゾネットタイプのお部屋よりも天井が低く窓が小さいのが特徴です。 (建築基準法で高さや窓の数など「部屋」に該当しないものがロフトと呼ばれます。) ですので、お部屋の間取り図の面積にもロフトの部分は含まれません。 ロフトの用途は、寝室や物置として使われるのが一般的で、居住スペースとして活用するのは難しい広さです。 その点メゾネットは生活に十分なスペースがあり2階建ての物件のような生活感になっている、という特徴があります。

~プロが教える注意点~

お部屋探しの際に、お部屋の広さを㎡数で表記しています。 ロフトはいかに広くても、部屋に数えられず、物置のような扱いになります。 よって不動産の募集の際もロフトの広さは㎡数には含まれません。 たまに、ロフトの広さも部屋の広さのような表記をしている部屋があるので注意が必要です。 例:実際25㎡+(ロフト10㎡)のところを35㎡と表記

・メゾネットのメリットとデメリットは?

メゾネットにはいくつかのメリットとデメリットがあります。 まずはメリットです。

生活音などの騒音に強い!

階層がはっきりと分かれているため、階下に騒音が伝わりづらくなっています。 特に小さな子どものいる家庭では、多少走り回っても階下の住人に迷惑をかけることもないため、騒音トラブルになりにくいのは大きなメリットといえます。

プライベートのオンオフを切り替えやすい!

居住スペースと寝室をしっかりと分けることができるため、プライベートとの住み分けが容易です。 特にここ数年で一気に浸透した「リモートワーク」の際には大いに活用できます。

吹き抜けによる開放感がある!

中には下の階と上の階をつなぐ階段が吹き抜けになっているメゾネット物件もあります。 天井が高いことで解放感を感じることができるので、ゆとりのある暮らしを楽しむことができます。  

戸建て感覚で住めるうえ、家賃が安め!?

部屋が上下階に分かれているため、戸建てのような感覚で済住むことができるのもメゾネットの魅力の一つ。 また同じ専有面積・間取りの部屋と比べて、メゾネット付き物件の相場はやや安めになる傾向にあります。

お洒落なお部屋が多い!

メゾネットタイプのお部屋はデザイナーズマンションなど、お洒落なお部屋が多いです。 お洒落なお部屋に住みたい、という人はメゾネットタイプのお部屋に絞って探してみるのもおすすめです。 次にデメリットです。

上下階の移動が不便

大きな荷物を移動するときや小さい子を抱えて移動する時などには上下階の移動が非常に大変です。 また掃除の際には掃除機を持って移動する必要がある、洗濯物を干す際に上階のバルコニーまで登らなきゃいけない…など、生活の中でも不便に感じる瞬間が多いかもしれません。 マンションのメゾネットタイプは、1F+地下B1で建築されることが多いです。 下階の寝室はバルコニーではなくドライエリアの表記になり、日当たりが悪く湿気が溜まり傾向があり、ひどい部屋だとクローゼットの中にカビが発生します。程度により、除湿器や湿気取りで対策しましょう。 ✓ポイント※メゾネットのお部屋を見つけたら、まず下の階は地下?になるか必ず確認しましょう!

部屋がやや狭く感じる

メゾネットのお部屋は、㎡数で比べると近隣のお部屋よりも割安に感じます。その理由は、階段で5㎡ほど使われており、実際の居室スペースは表記の広さよりもだいぶ狭くなるからです。室内に階段があることから必然的にスペースを取られてしまうため、圧迫感を感じる傾向にあります。 階段の下の高さに制限のあるデッドスペースをいかに有効に使うかが重要です。

バリアフリーに弱い

部屋の中に階段がある関係でバリアフリー性が低いのもデメリット。 吹き抜けの階段だと転落の危険性も。 高齢の方や体の不自由な方と一緒に住む場合は特に注意が必要です。

冷房効率が悪い

暖かい空気は上へ上がるため、夏は非常に暑くなる傾向があります。 そのためは上と下にエアコンが必須。吹き抜けのリビングなどでは光熱費も高くなることもあります。 ただこれは裏を返せば冬は比較的過ごしやすくなる、というメリットとしても取れるため一概にはデメリットとは言えません。

・メゾネットタイプの部屋の注意点は?

・転落に注意!

メゾネットは一軒家のような階段のため、特に小さいお子さんがいる場合は注意しなければいけません。 階段から転んでしまわないように、手すりがついているかなども確認が必要です。 また、吹き抜けのタイプのメゾネットもありますので市販の転落防止ネットやベビーゲートといったもので対策することも大切です。

・お部屋の広さに注意!

メゾネットは階段もお部屋の広さに入ります。 相場よりも安くて広い、と思っても実際には階段を含んでいますので通常のお部屋よりも狭く感じます。 ただ、その分お部屋に高さはありますので、開放感があり広く感じることもありますので実際にお部屋を見学することをおすすめします。

・メゾネットを有効利用する2つのコツ!

1. 住環境をしっかりと分ける

寝室とリビング、プライベートな空間と普段の居住空間…というように、部屋の役割をハッキリと分けることで格段に生活しやすくなります。 また、最近ではリモートワークが普及していおり、仕事部屋とプライベート空間などを分けることもおすすめです。

2. 移動は少なくするようなお部屋設計に

室内に階段があるということは、物の移動などで階段上り下りが多くあるということです。 あまり使わないものはできるだけ収納したり、トイレのことを考えてベッドをトイレの近くの部屋にするなどの工夫をするとスペースを有効に活用することができます。

・最後に

いかがでしたでしょうか? メゾネットの魅力もあるが、東京都内での部屋探しとなると十分な広さが確保できず事前の下調べが重要です。

ドラマのような豪華なメゾネットに住むには、相当の広さのあるお部屋でないと、細かく区分けされ使いにくい傾向があります。 置きたい家具が実際における広さなのか?お部屋で測量をすることで失敗を避けることができます。

今回の記事でご紹介したメゾネット物件の魅力や間取りの有効活用方法を活かして、ぜひ理想のお部屋を探してみてください! また、弊社サイトではメゾネットタイプの物件のご紹介も行っています。 ぜひお気軽にお問い合わせください。

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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎

2013年12月、東京都中央区銀座にて、リテラ株式会社を創業。創業前から不動産業界に身を置き、宅地建物取引士として14年のキャリアを誇る。 東京都心を中心に不動産の売買、賃貸、管理並びに仲介、斡旋業務を手掛けている。 また、引っ越しをもっと気軽にすることをコンセプトとした都心の高級賃貸マンションの情報サイト「Litera Properties」の運営をはじめ、不動産に付随した幅広いサービスを展開している。