エリア情報 コラム
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オフィス街から住宅街まで網羅する花形路線・日比谷線の魅力を徹底解剖!

         

東京メトロ日比谷線の沿線情報

東京メトロ日比谷線は、足立区の北千住駅から目黒区の中目黒駅までの22駅で結ぶ地下鉄路線です。北千住から隅田川を抜け南千住からは千代田線と隅田川の間を南北に走り中央区を走り、築地周辺で日比谷方面に進路変更してからはジグザグに方向を変えつつ目黒に向かう沿線を持ちます。

ここでは、東京メトロ日比谷線沿線についてご紹介します。

日比谷線の特徴

東京メトロ日比谷線は、足立区、荒川区、台東区、中央区、千代田区、港区、渋谷区、目黒区の8区で20.3kmの路線長があります。

千代田線より隅田川寄りの中央区内の都心を走る路線で、北千住駅では千代田線も共用していますが以降の線路は共用せず、日比谷線は東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と合流する形になっており、東武線と相互乗り入れをするかたちになっています。

また、2013年までは中目黒駅から東急東横線と相互乗り入れを行っていましたが、東急東横線との接続を副都心線に切り替えたことで、日比谷線は中目黒が終点となっています。

東武鉄道との相互乗り入れの関係で、日比谷線には東京メトロの13000系の他に東武鉄道の70000系7両編成車も走る路線となっています。

日比谷沿線の歴史

東京都内でもその地域によって歴史は違います。終点の目黒区、中央区、千代田区、港区、渋谷区について、そのエリアの簡単な歴史をご紹介します。

・目黒区

目黒区は23区内の3大貝塚のひとつである東山貝塚遺跡もある、縄文時代の遺跡が多く発見されているエリアです。目黒不動は目黒エリアで有名な寺院ですが、その寺院も9世紀には建てられており、後北条家の支配エリアとしても歴史を持っていました。江戸時代には孟宗竹の産地としても有名なエリアになります。昭和に入り、各鉄道路線の開業によりこの竹林は減少していきました。昭和7年に目黒町と碑衾町が合併し目黒区となりました。

・中央区

銀座駅や築地、日本橋の駅を持つ中央区は、東京23区のほぼ中央に位置します。名前の通り都内の中央に位置し、名実ともに日本の中央に値するエリアです。明治時代に日本橋区と京橋区が誕生し、1947年に両区が合併し中央区が誕生しました。

住居地というよりもオフィスや百貨店などが多く立ち並ぶ一方で、近年は高層マンションなども乱立し、人口は増えつつあるエリアとなっています。

・千代田区

千代田区は、明治時代に麹町区と神田区が統合され誕生しました。江戸初期より、住宅地として整備されていたエリアであり、中央区よりには町人住宅が集まり、江戸城に近いエリアには武家の江戸屋敷などが整備されました。

明治時代になると、武家屋敷の跡地は商業地として発展し、また武家地後には大学をはじめ、多くの学校が設立され、学生の街としても発展したエリアです。

・港区

六本木ヒルズ駅から広尾までの4駅がある港区は、戦後に赤坂区・麻布区・芝区が合併してできました。江戸時代より各国の諸大名に江戸屋敷用の土地として与えられていたこともあり、高級住宅地として成長してきた地域でした。特に芝エリアでは島津家、高輪エリアでは細川家、汐留には伊達家といった大名が江戸藩邸を構えていました。明治時代になり、江戸藩邸は華族が暮らす高級住宅地としてさらに変貌を遂げていき、現在に名残をのこしているのです。

・渋谷区

恵比寿駅のある渋谷区は目黒区と港区の間になり、港区よりも高台であったことから、大昔の遺跡などが発掘されるエリアになっています。鎌倉時代より源氏に仕えた武士たちが住み成長してきた地域です。江戸時代には幕府直轄地や寺社の寺領とされており、港区に続き渋谷の丘陵地にも武家屋敷が多く立ち並んでいました。昭和7年に渋谷町と千駄ヶ谷町、代々幡町の3町が合併し渋谷区となりました。

沿線の観光スポット

中目黒から港区を抜け、都心中心部を走り北千住までを走る日比谷線の沿線付近には多くの観光スポットがあります。

東京タワーをはじめ、六本木ヒルズや東京ミッドタウン、恵比寿ガーデンプレイスなど夜景を楽しめるスポットや、赤坂氷川神社、愛宕神社、神田明神、上野東照宮などの歴史ある神社、東京都美術館や旧岩崎邸庭園、スヌーピーミュージアム、上野の森美術館、有栖川宮記念公園など公園や博物館なども数多く揃う沿線となっています。

沿線のグルメ情報

日比谷線沿線は、中央区を中心にグルメスポットが多いです。
特に中目黒~六本木エリア、銀座~築地エリアは都内屈指のグルメタウンでもあります。

・日本橋蛎殻町 すぎた(人形町)

中央区の人形町駅から徒歩5分にかまえる江戸前寿司の名店。
カウンター席のみの高級感あふれる内装と、2017年にミシュランで1ツ星を獲得した確かな味が持ち味です。
席数も少ないため来店時は要予約。

・ナイルレストラン(東銀座駅)

中央区東銀座駅近くのナイルレストランは、ナイルファミリーによって作られた日本最古のインド料理専門店です。現在2代目と3代目により営業されていますが、初代ナイル氏が1949年に創業しました。
地鶏のもも肉をじっくり煮込んだムルギーランチは1500円で夜も注文可能です。2800円で用意されているおまかせコースはインドビールとも相性抜群です。

・ハカタホタル(中目黒駅)

博多居酒屋のハカタホタルは博多で定番のもつ鍋やゴマサバを美味しくいただくことができる居酒屋です。コース料理が用意されている他、ここでしか食べられない料理もあります。メロンソーダには可愛らしいクマさんアイスになっているなど、ちょっとしたサプライズも感じさせられるサービスが提供されています。

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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎

2013年12月、東京都中央区銀座にて、リテラ株式会社を創業。創業前から不動産業界に身を置き、宅地建物取引士として14年のキャリアを誇る。 東京都心を中心に不動産の売買、賃貸、管理並びに仲介、斡旋業務を手掛けている。 また、引っ越しをもっと気軽にすることをコンセプトとした都心の高級賃貸マンションの情報サイト「Litera Properties」の運営をはじめ、不動産に付随した幅広いサービスを展開している。