公開日 2021-02-16 最終更新日 2026-10-05
港区の中心部に位置する六本木・赤坂・溜池。国会議事堂や首相官邸、各国大使館が集まる日本の政治の中枢でありながら、六本木ヒルズや東京ミッドタウン、麻布台ヒルズといった大型複合施設や美術館が点在する「アートの街」としての顔も併せ持つ、東京でも唯一無二のエリアです。
家賃相場が大きく上昇している2026年の東京にあっても、大規模再開発が相次ぐこのエリアの人気は衰えるどころか、さらに高まり続けています。本記事では、各エリアの名前の由来や歴史といった教養的な話題から、2026年現在の再開発の最新動向・家賃相場まで、住まい探しにも役立つ情報をまとめてご紹介します。
各エリアの名前の由来
六本木は江戸時代、武家屋敷が立ち並ぶ町だったとされていますが、
その当時「上杉」「朽木」「高木」「青木」「片桐」「一柳」という「木」の名を冠する大名屋敷が6つあり、それがそのまま町の名前の由来になったとされています。
そのほかにも、その名の通り6本の「松の木」があったことが由来など、諸説あります。
赤坂の地には「紀伊国坂」という坂があり、その坂の上に茜草(あかねぐさ)が生えていたため「赤根山(あかねやま)」と呼ばれていました。
赤根山にのぼる坂を赤坂と称するようになったことから、この地は「赤坂」と呼ばれるようになったそうです。
そのほかにも「染物屋が坂に赤い絹を干したから」という別の説もあります。
溜池という地名は、かつてこの一帯にあった池の名前が由来です。
その形から別名「ひょうたん池」とも呼ばれており、神田上水や玉川上水が整備されるまでは、この溜池の水を江戸城外濠の水として利用していました。
各エリアの歴史
六本木は元々江戸時代は武家屋敷が多くあったエリアですが、現在でも政治家の邸宅が多くあるエリアでもあります。

赤坂は江戸時代以前は山と坂の多い地だったようです。
しかし江戸時代に入り武家屋敷が多く作られるようになると一帯は少しずつ開拓され、明治時代には政治家や軍人の邸宅、高級料亭、旅館などが並ぶ街へと変わっていきました。
現在も赤坂に老舗の料亭や名店が多いのは、この花街としての歴史の名残です。
溜池は江戸城外濠の水として使われていたほか、徳川秀忠の時代には琵琶湖の鮒や京都の淀の鯉を放したり、蓮の花を植えるなど上野の不忍池に匹敵する江戸名所になり、その眺望は四季を通じて美しかったようです。
しかし1889年(明治22年)に埋め立てられ、その上に現在の溜池町が成立しました。
各エリアの特徴

国会議事堂や赤坂御所といった施設が多くあることからもわかる通り、都内でも歴史が深く、観光地としても非常に人気が高いエリアです。
六本木ヒルズや東京ミッドタウン、赤坂サカスといった大型商業施設が複数あるため、歩いて見て回るだけでも楽しめます。
また、美術館が点在しており、文化や芸術方面にも強いエリアです。
交通アクセスも抜群です。六本木駅には東京メトロ日比谷線と都営大江戸線、赤坂駅には千代田線、溜池山王駅には銀座線と南北線が乗り入れており、赤坂見附駅(銀座線・丸ノ内線)や国会議事堂前駅(丸ノ内線・千代田線)も徒歩圏。大手町・銀座・渋谷・新宿といった都心の主要エリアへ乗り換えなしでアクセスできる、まさに「東京のほぼ中心」です。
居住環境としては都内でも高水準。賃貸マンションも単身の方からファミリーの方向けの物件まで満遍なく揃っており、特にタワーマンションや高級賃貸の選択肢が豊富なのがこのエリアの特徴です。
華やかな繁華街のイメージが強い一方で、裏を返せば全体的に質の高い街であるということ。路地を一本入れば意外なほど落ち着いた住宅街が広がっており、まさしく都内に住む人々なら誰もが一度は住んでみたいと思う、憧れのエリアです。
各エリアの観光地・ランドマーク

六本木といえばなんといっても六本木ヒルズ。
大型商業施設でありながらオフィスやマンションも有する建物として2003年にオープンしました。
開業から20年以上が経過した今もなお六本木のシンボルであり続けており、森美術館や展望台「東京シティビュー」、毎年恒例のけやき坂イルミネーションなど、見どころは尽きません。
そのほか東京ミッドタウンといった都内有数の商業施設があるほか、サントリー美術館や国立新美術館など、アートの街としての側面もあります。六本木ヒルズ・東京ミッドタウン・国立新美術館を結ぶ「アートトライアングル」は、美術ファンにはおなじみの散策コースです。

赤坂では赤坂サカスが特に有名です。2008年にオープンした複合商業施設で、TBSテレビの本社をはじめ、劇場やオフィス、マンションなど様々な施設が一つになっています。
施設としての便利さや画期的な部分もありますが特筆すべきはその外観。なんと2009年度にはグッドデザイン賞を受賞しています。

溜池で一番有名な場所といえば間違いなく国会議事堂でしょう。
日本の政治の主要部ですが、実は予約なしで見学できることをご存じでしたか?
衆議院は毎日、参議院は平日に見学することができますので、興味がある方はぜひ見学してみてください。
ちなみに首相官邸もすぐ近くにあります。
【2026年最新】進化し続ける六本木・赤坂の再開発
このエリアの魅力を語るうえで、2026年現在欠かせないのが再開発の話題です。ここ数年で街の姿は大きく変わり、そしてこれからも変わり続けます。
◆麻布台ヒルズ(2023年11月開業)
六本木の南側、神谷町・麻布台エリアに2023年11月24日に開業した大規模複合施設です。中心となる「森JPタワー」は高さ約330m(325.49m)で、開業時点で日本一の高さを誇る超高層ビルとなりました。オフィス・住宅・商業施設に加え、デジタルアートミュージアム「チームラボボーダレス」も館内に移転オープンし、六本木ヒルズと並ぶ新たなランドマークとして定着しています。
◆赤坂エンタテインメント・シティ計画(2028年完成予定)
赤坂では、TBSホールディングスと三菱地所による大規模再開発「赤坂二・六丁目地区開発計画」が進行中です。赤坂駅直結の立地に、地上40階・高さ約207mの超高層オフィス棟と、劇場・ホテルが入る高さ約100mの棟を建設するもので、2024年3月に着工、2028年の完成を目指しています。放送の街・赤坂の系譜を受け継ぎ、エンタテインメントを軸とした街づくり「赤坂エンタテインメント・シティ」を掲げる注目のプロジェクトです。
◆六本木五丁目西地区再開発(通称:第二六本木ヒルズ)
六本木ヒルズの東側では、森ビルと住友不動産による超大規模再開発「六本木五丁目西地区市街地再開発事業」が計画されています。高さ約327mの超高層タワーを中心に、オフィス・住宅・商業施設・文化施設・学校などからなる延床面積約100万㎡の巨大プロジェクトで、タワー最上部にはラグジュアリーホテル「ローズウッド東京」の進出が決定しています。2030年代の完成に向けて計画が進んでおり、完成すれば麻布台ヒルズに匹敵する、六本木の新たな超高層ランドマークになります。
2026年の家賃相場
家賃相場が大きく上昇している2026年の東京ですが、このエリアも例外ではなく、再開発への期待も相まって相場は上昇傾向が続いています。大手賃貸ポータルの掲載データをもとにした2026年時点の目安は以下の通りです。
・六本木駅周辺: ワンルーム・1Kで16万〜19万円前後、1LDKで30万円前後
・赤坂駅周辺: 1Kで17万〜19万円前後、1LDKで31万円前後
・溜池山王駅周辺: 1Kで14万円前後、1LDKで28万円前後と、エリア内ではやや抑えめ
単身向けでも都内平均を大きく上回る水準ですが、それでも空室が出るとすぐに埋まってしまうのが、このエリアの人気の高さの証です。物件の築年数・駅距離・グレードによる幅も大きいため、あくまで目安としてご覧ください。
六本木・赤坂それぞれの住みやすさや相場については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
▶ 【2026年版】憧れの高級ビジネス街、六本木の住みやすさや魅力を徹底紹介!
▶ 【2026年版】ビルの立ち並ぶ東京屈指の商業エリア!赤坂の住みやすさと魅力を徹底紹介!
まとめ
政治の中枢でありながら、歴史とアート、そして最先端の再開発が共存する六本木・赤坂・溜池エリア。麻布台ヒルズの開業、赤坂エンタテインメント・シティ計画、六本木五丁目西地区再開発と、2026年現在もその進化は止まりません。
「一度は住んでみたい」という憧れを、現実にしてみませんか?
リテラ株式会社は、東京のタワーマンション・高級賃貸を専門に仲介しています。六本木・赤坂・溜池エリアの物件探しも、相場感を踏まえたご提案からご契約まで丁寧にサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎
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