エリア情報 コラム
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日本で最初の地下鉄・銀座線の魅力を徹底紹介!

         

銀座線の沿線情報

東京メトロ銀座線といえば渋谷駅から銀座や日本橋、上野駅を通って浅草までつながる、東京メトロの中でも便利な路線の一つです。
乗り換えに使える路線も豊富なため、通勤に便利で沿線の物件は大変な人気を誇ります。

銀座線の特徴は?

銀座線の特徴は何といっても渋谷をはじめ、虎ノ門、銀座、日本橋・・・と、都内でも指折りのオフィス街が集中しているところです。
特に朝のラッシュ時は表参道駅 ~ 三越駅前駅にかけてのエリアが混雑必須。混雑率は最高でおよそ160%程度と言われています。
ちなみに都内で最も混雑する朝ラッシュ時の東西線の混雑率が199%ですので、それよりは少し余裕がある程度といったところでしょうか。

総営業距離は約14.2Km(浅草~渋谷間)。これは2020年現在東京メトロで最も少ない走行距離となっています。

銀座線といえば何といっても黄色の車体が特徴的。
実はこの色にも意味が隠されているって知っていましたか?

というのも開通当時、地上線を含めて路線が複雑化していた東京。
「一目見て路線を判断できる方法」として考案されたのがこの車体にカラーリングを施す、という方法だったのです。
そこで銀座線は、世界を先駆けて走っていたベルリン地下鉄の色を参考に、現在の黄色が採用されたのだそう。
確かに薄暗い地下鉄ではこの車体がよく目立つし、印象にも残りますよね。
今では普通になった「電車の車体カラー」。その先駆けになったのが銀座線だったなんて驚きです。

銀座線の歴史

「銀座線は日本で最も古い地下鉄」という話を聞いたことがある方も多いかと思います。
しかし実は日本だけでなく、アジアでも最初に開通した地下鉄ということはご存知でしょうか?

その歴史は戦前にまで遡ります。時は1927年、銀座線(当時は東京地下鉄道)は浅草~上野間で開業しました。
そこから1930年には万世橋駅(現在は廃止)、1932年には三越前駅まで開通・・・というように徐々に延伸を重ね、
1944年に現在の運用区域になりました。
この間に運用する法人が数回代わり「東京地下鉄道」「東京高速鉄道」と名称が変更。
1953年に現在の「銀座線」という名称が定着したのです。

余談ですが銀座線は民間の企業が資金を集めて開業したこともあり、当時はとにかくお金がなかったのだそう。
なので「トンネルの天井をできるだけ低くし、ホームもギリギリまで狭くする」という方法でとにかく資金を節約したそうです。
現在も「他の路線に比べて天井が低い」「車体が小さい」と言われてしまいがちな銀座線ですが、その裏にはこうした開発者や出資会社の努力があったんですね。

銀座線沿線の賃貸相場は?

浅草     9.41万円
田原町    9.65万円
稲荷町    10.61万円
上野     11.00万円
上野広小路  10.66万円
末広町    11.47万円
神田     12.50万円
三越前    10.86万円
日本橋    9.98万円
京橋     9.76万円
銀座     12.83万円
新橋     11.87万円
虎ノ門    11.29万円
溜池山王   13.29万円
赤坂見附   14.65万円
青山一丁目  13.37万円
外苑前    14.23万円
表参道    15.99万円
渋谷     14.90万円

やはり渋谷駅に近づくほど金額が高くなるイメージです。
沿線最大金額の表参道駅は都民なら誰もが一度は憧れる街。有名人も多く住んでいます。
逆に浅草駅は終着駅ながら沿線では最安。
活気のある下町で暮らしやすい住環境で、沿線の中でも特にオススメです。
浅草駅から渋谷駅までおよそ35分ですので、渋谷方面に勤務の方でも苦にならない立地です。
終着駅/始発駅ですので、必ず座れるのも嬉しいところ。
以外にも日本橋、京橋駅は相場が10万円を切っているのもポイント。穴場の物件が見つかるかもしれません。

銀座線の乗降率ベスト3駅は?

第1位 銀座駅 251,459(人/日)

「銀座線」の名に恥じず、渋谷駅や新橋駅を抑えて乗降者数第1位。
都内屈指のオフィス街であると共に、ファッションやグルメといった様々なカルチャーの中心地でもあります。
都内最大のターミナル駅、東京駅まで徒歩圏内という立地も大きな魅力です。

第2位 新橋駅 247,273(人/日)

銀座駅とは僅差ながら、負けず劣らずの乗降客数を誇る新橋駅。
JRや東京メトロ、ゆりかもめと様々な路線へアクセスできる便利な駅。
駅ガード下には古き良き居酒屋が立ち並び、夜はサラリーマンのオアシスに。

第3位 渋谷駅 219,936(人/日)

新宿駅、東京駅と並ぶ都内最大のターミナル駅。
そして銀座線の始発駅でもあります。
複数路線の利用が可能なほか、各種商業施設も充実しておりまさに「ないものがない」街。

※データは平成30年参照

銀座線沿線の観光スポット

・表参道ヒルズ(表参道駅)

・明治神宮(外苑前駅)

・赤坂サカス(赤坂見附駅)

・虎ノ門ヒルズ(虎ノ門駅)

・浅草寺(浅草駅)

都心部のオフィス街を縫うように走る銀座線ですが、大型商業施設にも恵まれています。
特に渋谷ヒカリエ、表参道ヒルズ、赤坂サカス、虎ノ門ヒルズはここ10年ほどで誕生した商業施設。
近年では商業施設としてだけでなく、渋谷区や港区を代表するランドマークにもなっています。

また銀座線自体に長い歴史があるだけに歴史の深いスポットが沿線上に多いことも特徴。
明治神宮、青山霊園、日本橋三越、浅草寺はまさにその象徴とも呼べるもので、海外の方にも非常に人気があります。

銀座線沿線のグルメ情報

・さわ田(銀座)

「銀座の寿司屋」というと有名なお店が多いですが、このさわ田も有名なお店の一つです。
カウンターに面した6席のみという小さなお店ながら、味も見た目も超一流です。
お寿司好きにはまずマストですが、小さいお店なので予約必須。

・室町砂場(三越前駅)

三越前駅から徒歩4分の距離にある老舗のそば屋さん。
1869年創業ということで150年以上の歴史があります。
そばはもちろん、かき揚げもおすすめです。

・たいめいけん(三越前駅)

元々日本橋駅近くにあったお店ですが、移転して現在の場所になりました。
1931年の創業以来、文豪や映画監督などさまざまな人々に愛されてきた洋食レストランです。
メニューはオムライスやカレーライスなどが中心。創業当時からの味を守り続けている老舗の名店です。

終わりに

いかがだったでしょうか。
今年は惜しくも延期になってしまいましたが、2021年開催予定の東京オリンピックに向けて
ますます人気が出ること間違いなしの銀座線。
沿線の物件をお探しの方はこちらまで。

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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎

2013年12月、東京都中央区銀座にて、リテラ株式会社を創業。創業前から不動産業界に身を置き、宅地建物取引士として14年のキャリアを誇る。 東京都心を中心に不動産の売買、賃貸、管理並びに仲介、斡旋業務を手掛けている。 また、引っ越しをもっと気軽にすることをコンセプトとした都心の高級賃貸マンションの情報サイト「Litera Properties」の運営をはじめ、不動産に付随した幅広いサービスを展開している。