公開日 2018-08-25 最終更新日 2026-10-05
ウォーターサーバーは、かつては病院や美容室などの店舗で見かけることが多い設備でしたが、今では家庭用の「暮らしの家電」としてすっかり定着しました。さらに2026年現在は、従来のボトル宅配型に加えて、水道水をろ過して使う「浄水型」や「水道直結型」が急速に台頭し、市場の勢力図が大きく変わりつつあります。この記事では、ウォーターサーバーが人気を集め続ける理由と、2026年ならではの選び方・費用の考え方を整理しました。
2026年のウォーターサーバー事情|宅配型から浄水型・水道直結型へ
市場調査のレポートでは、天然水などをボトルで届ける宅配水市場の成長が鈍化する一方、水道水を注いでろ過する「浄水型(給水型)」や、水道管に直接つなぐ「水道直結型」のサーバーが市場を拡大していると報告されています。背景には、物流コストの上昇でボトル配送の負担が増していることや、物価高のなかで「月額定額で使い放題」という料金体系が節約志向の家庭に支持されていることがあります。宅配型から浄水型へ切り替える利用者も増えているといわれます。
主な3タイプの特徴
・宅配型(ボトル型):天然水やRO水のボトルが定期的に届くタイプ。水そのものの味や採水地を重視する方向けで、未開封ボトルがそのまま災害時の備蓄水になるのが大きな強みです。
・浄水型(給水型):水道水をタンクに注いでろ過するタイプ。たくさん使っても料金が変わらない定額制が主流で、ボトルの受け取り・保管・ゴミ出しが不要です。
・水道直結型:水道管から自動給水されるタイプ。給水の手間すらかからず、オフィスや使用量の多い家庭で人気です。ただし設置工事を伴うため、賃貸住宅では事前に管理会社・オーナーへの確認が必要です。
ウォーターサーバーが人気の理由(2026年版)
・東京の水道水は高品質。それでもサーバーが選ばれる理由
東京の水道水は高度浄水処理の導入が進み、品質は世界的に見ても高い水準にあります。その上で「カルキのにおいがどうしても気になる」「冷水・温水を待たずに使いたい」という方は少なくありません。つまり2026年のウォーターサーバーの価値は、「水道水が不安だから」ではなく、味の好みと、冷水・温水がすぐ出る利便性にあると言えます。天然水の宅配型はミネラルを含む自然のままの味わいを、浄水型は水道水のにおいのもとをフィルターで低減した水を、それぞれ手軽に楽しめます。
・災害時の備えになる(ただしタイプによって差があります)
地震や台風など大規模な災害が相次ぎ、備えへの意識は年々高まっています。飲料水は1人1日3リットルを目安に、最低3日分(できれば1週間分)の確保が推奨されています。宅配型なら、ストックしているボトルがそのまま備蓄水になり、使った分を買い足す「ローリングストック」が自然に回ります。一方、浄水型・水道直結型は断水時には使えないため、ペットボトルなどで別途備蓄しておく必要があります。また停電時に給水できるかどうかは機種によって異なるので、防災目的なら契約前に確認しておきましょう。
・赤ちゃんのミルク作りや在宅ワークの相棒に
赤ちゃんのいるご家庭では、数時間おきのミルク作りのたびにお湯を沸かす手間がなくなるだけで、育児の負担がぐっと軽くなります。調乳には一般に70℃以上のお湯が推奨されており、温水がすぐ出るサーバーは心強い味方です。軟水の天然水やRO水は赤ちゃんからお年寄りまで飲みやすいのも利点です。
さらに2026年ならではの変化が在宅ワークの定着です。自宅でコーヒーやお茶を淹れる機会が増え、導入のきっかけとして「在宅時間が増えたから」を挙げる人が多いという調査もあります。デスク横に置ける卓上タイプの人気も高まっています。
費用はどう考える?|電気代とサブスク比較の視点

電気代が上がった今、サーバーの維持費を気にする方は多いはずです。ウォーターサーバーの電気代は一般に月数百円〜1,000円程度が目安とされ、エコモードや省エネ設計の機種を選べばさらに抑えられる傾向があります。電気ケトルでお湯を沸かす回数が減る分も含めて、トータルで考えるのがポイントです。
また、動画や音楽と同じように、水も「サブスク感覚」で比較する時代になりました。月々の負担は水代(または浄水の定額料金)+サーバーレンタル料+電気代+配送料の合計で見比べます。ネット通販のペットボトル定期便という選択肢もあるため、使用量が少ないご家庭ではそちらが割安になることも、逆にたくさん飲むご家庭では定額の浄水型が有利になりやすいこともあります。そして意外と見落としがちなのが契約条件です。「最低利用期間」と「途中解約時の費用」は契約前に必ず確認してください。ここを確認しておけば、ライフスタイルが変わったときにも慌てずに済みます。
タワーマンションならではの宅配事情
弊社が専門とするタワーマンション・高級賃貸では、宅配ボックスやコンシェルジュサービスが充実した物件が多く、ボトル宅配型を受け取りやすい環境が整っています。ただし12リットル前後のボトルは重く、サイズによっては宅配ボックスに入らず再配達になることもあります。物流業界の人手不足を背景に再配達の削減が社会的な課題となっており、置き配やオートロックと連携した入館システムの導入など、マンション側の受け取り環境も進化しつつあります。
その点、浄水型なら配送の受け取り自体が不要で、空ボトルのゴミも出ないため、高層階にお住まいの方や在宅ワーク中心の方と相性が良い選択肢です。宅配型を選ぶ場合も、24時間ゴミ出し可能な物件なら空ボトルの処分がスムーズです。お部屋探しの段階で「宅配ボックスのサイズ」「ゴミ出しのルール」までチェックしておくと安心です。
水の種類とサーバー選びの基礎知識

天然水とは?
富士山麓をはじめ、各地の名水地など特定の水源から採水されたお水です。地下深くの不純物が少ない水を使い、自然のミネラル分を残すために過度なろ過を行わないのが一般的です。非加熱処理にこだわるメーカーもあります。
RO水とは?
採取した水にRO膜(逆浸透膜)処理を施したお水です。ろ過力が非常に強く不純物を徹底的に取り除けるため品質が安定しており、ミネラル分も一緒に除去されることから、後からミネラルを添加している製品が多くあります。天然水より価格を抑えやすい傾向があります。
浄水型の水とは?
ご自宅の水道水を高性能フィルターでろ過したお水です。水そのものを買わないため使用量を気にせず使えますが、フィルターの定期交換を怠らないことが品質維持の前提になります。交換フィルターが定額料金に含まれるかも確認しましょう。
ボトルの方式も要チェック
宅配型のボトルには、使い捨ての「ワンウェイ方式」と、回収して再利用する「リターナブル方式」があります。ワンウェイ方式は毎回新品のボトルで届き、使用後は家庭ごみとして処分できる手軽さが魅力です。一方リターナブル方式は、ゴミ削減・環境負荷低減の観点から近年あらためて評価されています。衛生面・手間・環境性のどれを重視するかで選ぶとよいでしょう。
まとめ
ウォーターサーバーは家庭の定番家電として定着し、2026年は「味と備蓄の宅配型」か「定額で使い放題の浄水型・水道直結型」かを、ライフスタイルに合わせて選ぶ時代になりました。在宅ワークの多い方、赤ちゃんのいるご家庭、防災を重視する方、それぞれに最適なタイプは異なります。月々のトータルコストと契約条件を見比べて、無理なく続けられる一台を選んでください。
リテラでは、東京のタワーマンション・高級賃貸を専門にお部屋探しのお手伝いをしています。宅配ボックスの充実した物件や、ウォーターサーバーを置きやすい広めのキッチンの物件など、暮らし方に合わせたご提案が可能です。ご成約者様向けのキャンペーンを実施している場合もございますので、内容は担当までお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちら
リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎
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