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タワーマンションと低層マンション、暮らしやすいのはどっち?

         

マンション購入や賃貸でマンション住まいを考える際には、「低層マンション」か「タワーマンション(超高層マンション)」かといった、マンションの規模も大きな決め手のひとつです。
低層マンションとタワーマンションとでは、住環境や住み心地が変わりますので、それぞれの特徴やメリットをしっかり吟味したうえで、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶ必要があります。
ここでは、低層マンションとタワーマンションのそれぞれの特徴をご紹介しますので、マンション選びの際の参考にしてみてください。

 

低層マンションの特徴

低層マンションは、「第一種低層住宅専用地域」という、背の低い住宅用の用途地域に建っていることが一般的です。第一種低層住宅専用地域は都市計画によって地域に建てられる建物の高さが10~12mに制限されているため、将来的に高い建物が周囲に建つ可能性は基本的にありません。周辺には一戸建てや同じような低層マンションが立ち並ぶエリアになりますので、落ち着いた閑静な住居環境を得られるでしょう。
 
低層マンションは、当然建物の高さが低く階数も少ないため、地上へ降りる際にエレベーターを待つことがなく、階段で降りることができるため、通勤通学時などにストレスになることも少ないでしょう。
また低層マンションは壁式構造が採用されている物件が多く、地震に強く柱や梁などの出っ張りが少ないので、家具が配置しやすいというメリットがあります。
 
ただ、低層マンションは部屋数が少ないため管理費が高くなったり、24時間管理が難しかったり、共用施設が少なかったりなどします。

 

タワーマンションの特徴

タワーマンションなどの高層のマンションは、駅前や商業地域などと言った生活に便利なエリアに立地することが多いです。街のシンボルになるような物件であれば、住むことでステータスを得られるというのが特徴になります。
 
タワーマンションの高層階に住めば、毎日そこから美しい景色を眺めることが可能です。
また、タワーマンションにはそのマンションの規模の大きさを活かした「共用施設の充実」というメリットがあります。ゲストルーム、スポーツジム、キッズルームなど、タワーマンションには住民が自由に使うことができる施設が豊富です。ほかにも、24時間防犯管理、コンシェルジュ、宅配ボックス、クリーニングサービスなど、多くのサービスを受けられるというのもタワーマンションのメリットでしょう。
 
ただ、高層階に住むと、朝の通勤通学時にエレベーターを待たなければならないときがあります。また高層であるがゆえに風が強くなり窓が開けられない、洗濯物が外に干せないなどの生活面のデメリットもあります。
 
タワーマンションと低層マンション、暮らしやすいのはどっち?
 
低層マンションとタワーマンション、それぞれの特徴をご紹介しました。
気軽に家を出入りしたいのなら低層マンション、利便性を優先したいのならタワーマンションがオススメです。また、タワーマンションの低層階に住むと、低層マンションとタワーマンション双方のメリットを得ることができます。
マンション選びの際には、ここで紹介したことを参考にして、自分のライフスタイルに合ったほうを選ぶようにしましょう。

 

 

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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎

2013年12月、東京都中央区銀座にて、リテラ株式会社を創業。創業前から不動産業界に身を置き、宅地建物取引士として14年のキャリアを誇る。 東京都心を中心に不動産の売買、賃貸、管理並びに仲介、斡旋業務を手掛けている。 また、引っ越しをもっと気軽にすることをコンセプトとした都心の高級賃貸マンションの情報サイト「Litera Properties」の運営をはじめ、不動産に付随した幅広いサービスを展開している。