エリア情報 コラム
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都営新宿線は住みやすい?沿線の特徴と魅力を紹介

         

都営新宿線は、東京都心と郊外を結ぶ便利な地下鉄路線です。

沿線には、賑やかな繁華街や静かな住宅地がバランス良く存在し、エリアごとに異なる魅力をもっています。

この記事では、都営新宿線での生活を検討している方に向けて、沿線の歴史や魅力、特徴を解説します。周辺エリアのグルメ情報も紹介しているので、付近を訪れた際にも役立つかもしれません。

 

都営新宿線とは?

都営新宿線は、東京都交通局が運営する地下鉄路線です。

東京都心である新宿駅と千葉県郊外の本八幡駅を結ぶこの路線は、全長23.5キロメートルを走行し、全21駅を結んでいます。

 

京王電鉄が運営している京王新線・京王線とも相互直通運転を行っているため、橋本など首都圏の西側ともつながっています。

九段下駅や神保町駅などの山手線内側へのアクセスも便利で、通勤利便性も高い路線です。

車輌や路線図で使用されるラインカラーはグリーン。路線記号はSで表示されています。銀の車体に緑のラインが入った新宿線の車輌以外に、京王線の車輌も乗り入れています。

 

都営新宿線の特徴は?

この路線の最大の特徴は、「新宿駅」や「九段下駅」などの東京の主要なビジネス街と、「森下駅」や「大島駅」など住宅街があるエリアを結んでいるところです。

 

新宿駅は、国内でもトップクラスのマンモス駅です。

JR線、京王線、小田急線、その他の東京メトロの路線とも接続しており、都心部へのアクセスが非常に良好といえます。

新宿駅から東へ進むと、市ヶ谷駅や九段下駅といったビジネス街や、教育機関の集中するエリアを経由。中でも九段下駅は、東京メトロ東西線と接続しており、さらにアクセスの幅が広がっていきます。

 

江東区や江戸川区を通る都営新宿線は、通勤利便性が高く、各駅には大型団地などの居住地も充実しています。急行も運行しているため、自宅から職場までのアクセスが非常に便利です。

最終的に本八幡駅に到達し、ここで京成線やJR総武線と接続するため、千葉方面へのアクセスも非常に良好といえます。

 

また、沿線には多くの観光スポットや文化施設が存在します。

例えば、東京ドームシティが近くにある九段下駅や後楽園駅は、プロ野球の試合やコンサート、様々なイベントが開催される東京ドームへのアクセスが便利です。

また、篠崎駅や一之江駅周辺には緑豊かな公園やスポーツ施設があり、レジャーにも最適です。特に篠崎公園は広大な敷地を持ち、バーベキューエリアやテニスコートなどがあるため、週末には多くの家族連れで賑わいます。

 

都営新宿線の歴史

都営新宿線は1968年に地下鉄10号線として計画されました。
当初の路線区間は新宿駅から住吉駅(江東区)まででした。しかし、江戸川区の開発も相まって東京都の人口が増加し、既存の5路線(銀座線・丸ノ内線・都営浅草線・日比谷線・東西線)だけでは、抱えきれない事態に発展しました。その結果、交通環境の整備が必要になり、東大島駅~本八幡駅間の路線開通が求められるようになったのです。

この時に追加された「10号線」が、いまの都営新宿線の母体となる路線でした。

 

また、千葉ニュータウンの開発が進められた関係で、本八幡駅から千葉ニュータウン中央駅までを「北千葉線」としてつなぐ計画も出てくるなど、当時の路線にはかなりの期待がかけられていた事がわかります。

 

ところが、順調に路線の工事が進められる中、1970年代に発生したオイルショックによる影響で計画は大幅に遅れてしまいます。

結局想定では1978年に全線開通予定だったものが1989年にまで遅れてしまい、千葉ニュータウン駅と接続する計画も頓挫してしまいます。

 

こうした背景があり、都営新宿線は「都」が運営する鉄道でありながら、唯一千葉へ乗り入れる路線となったのです。

 

「都営新宿線」沿いは住みやすい?

東京都の主要駅にアクセスしやすい都営新宿線は、幅広い世代の方にとって住みやすい街として人気のエリアです。

ここでは、「都営新宿線沿いが住みやすい」といわれる理由を解説します。

 

生活の利便性が高い

都営新宿線沿いには、多くの商業施設やスーパーマーケット、コンビニエンスストアが点在しており、日常の買い物に困ることはありません。特に、新宿駅周辺はショッピングエリアとして非常に充実しており、多くのデパートや専門店が軒を連ねています。

 

また、東京都の東側に位置する篠崎駅では、駅から直結する「篠崎ツインプレイス」があります。ここにはスーパーマーケット・図書館・カフェなどの施設が入っていて、家族で住む方々にとって魅力的といえるでしょう。駅を出て徒歩1分の場所には、総合治療を行っているクリニックもあり、健康に関する不安もすぐに相談することができます。

 

交通のアクセスが抜群!

都営新宿線は、新宿駅から本八幡駅までを結んでいることから、都心の主要エリアへのアクセスが非常に良く便利なのが魅力的です。

たとえば新宿駅は、都内の多くの路線と接続しているため、どのエリアに向かうとしても重宝するでしょう。

 

また、都営新宿線は他の都営地下鉄路線とも直通運転しており、地下鉄としては珍しく急行がある路線のため、乗り換えもスムーズです。

地下から地上へ出る際のバリアフリーな設備・環境も整っているため、体の不自由な方や乳幼児を連れている方も安心して出かけることができます。

 

さらに、朝の通勤ラッシュの時間帯を除き、都営新宿線は都内を走る他の路線と比較すると混雑率が低い傾向にあります。休日のおでかけの際にはゆったりとした空間で移動することができるでしょう。

 

優れた教育環境

都営新宿線沿線には、多くの学校や保育施設があり、子育て世代にとって理想的な環境が整っています。

中でも神保町駅周辺は、有名な私立学校や大学が集まっていることから、学生にも人気のあるエリアです。多くの学生が集う街であるため、安くて美味しい飲食店や本屋さんが充実しているところも魅力的と言えます。

 

地域によっては、学習塾や習い事教室も多く、子どもたちに多様な学びの場が提供されている点も嬉しいポイントです。

 

自然豊かな環境

都内にいながら自然を楽しめる環境も魅力の一つでしょう。

都営新宿線沿いには、多くの緑地や公園が点在しており、自然を身近に感じることができます。

 

たとえば、広大な敷地を誇る篠崎公園は、ジョギングやピクニックなど多彩なアクティビティが楽しめる場所です。子ども連れの方だけでなく、大人のちょっとした息抜きやデートスポットとしても利用することができます。

 

また、東大島駅近くの荒川沿いには、広々とした河川敷が広がっており、休日には散歩やサイクリングを楽しむ人々で賑わいます。都営新宿線沿いは、こうした自然環境が整っているため、都心にいながらもリラックスした時間を過ごすことができるのです。

 

都営新宿線のグルメ情報

東京都心のビジネス街からベッドタウンである住宅街までを走る都営新宿線沿線には、多彩なグルメスポットが点在しており、エリアごとに異なる魅力を楽しむことができます。

ここでは都営新宿線沿線のおすすめグルメスポットを紹介していますので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

 

焼肉 ジャンボ 篠崎本店(篠崎駅)


「焼肉 ジャンボ」は、なかなか予約がとれないことで有名な焼肉店です。東京に数店舗展開されていますが、実は篠崎にあるこのお店が本店なのだとか。

 

このお店の最大の魅力は、黒毛和牛の希少部位が食べられるお店であること。芸能界一の食通である寺門ジモンさんも一目置くほどの美食を楽しめます。

焼肉だけでなくオムライスやカレー、とんかつといったメニューもあるため、お子さんから大人まで楽しめるところも嬉しいポイント。

座敷だけでなく、ボックス席も設置されており、家族連れでも安心して訪れることができます。

 

真鯛らーめん 麺魚 本店(住吉駅)


東京近郊にいくつかの店舗を展開する「真鯛らーめん 麺魚」の本店は、都営新宿線沿線にある住吉駅で営業しています。
この店のこだわりは、鯛でダシをとった濃厚なラーメン。愛媛県宇和島産の真鯛を使用し、丁寧に抽出された鯛油でとったこってりとしたスープは、ラーメン好きから絶大な人気を誇っています。

真空低温調理を施し、桜で燻製してし上げた絶品チャーシューも魅力。北海道産小麦を100%使用した石臼挽き全粒粉の麺もお店の自慢です。

「和」なラーメンを楽しみたい方は、一度ご賞味ください。

 

鮨 みずかみ(市ヶ谷駅)

市ヶ谷駅から徒歩6分、半蔵門駅からは徒歩3分の場所に建つ江戸前寿司のお店、「鮨 みずかみ」。
お店の周辺には皇居や吹上大宮御所があることもあり、静かな雰囲気のあるエリアです。

 

このお店の親方は、銀座の超有名店すきやばし次郎で修業した水上氏。

ネタの風味が存分に引き出された鮨の数々を口に運ぶと、香りや旨さが広がります。すし飯は砂糖をほとんど使用しておらず、きりっとした酸味を感じられるため、ネタを引き立ててくれます。

 

席はカウンター8席のみのため、事前に予約しておくことがおすすめ。

コースは、昼が20,000円~、夜が27,000円~選ぶことができ、メニューは4つ用意されています。

 

職人の丁寧な仕事を堪能したい方にはおすすめしたい名店のひとつです。

 

まとめ

都営新宿線沿線は、その利便性と優れた環境から、住みやすいエリアとして多くの人々に支持されています。都心にいながら自然も感じられるこの地域は、家族連れはもちろん、静かな生活を求める人々にとっても理想的なエリアと言えるでしょう。

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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎

2013年12月、東京都中央区銀座にて、リテラ株式会社を創業。創業前から不動産業界に身を置き、宅地建物取引士として14年のキャリアを誇る。 東京都心を中心に不動産の売買、賃貸、管理並びに仲介、斡旋業務を手掛けている。 また、引っ越しをもっと気軽にすることをコンセプトとした都心の高級賃貸マンションの情報サイト「Litera Properties」の運営をはじめ、不動産に付随した幅広いサービスを展開している。