
明治期に現在のJRや東急電鉄の駅が開業して以来、東京のターミナル駅として、また数多くの映画館やギャラリーなどを持つ文化の発信地として発展を続けてきた渋谷駅とその周辺。これまでも開発が繰り返され、渋谷の街は時代と共に進化を続けてきました。
そんな渋谷駅周辺で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた再開発が再度進められており、渋谷の景色がまた大きく変わろうとしています。
ここでは、現在進行中の渋谷駅周辺の再開発についてご紹介します。
2019年秋をめどに多くのショッピングビルが開業
渋谷駅周辺には、すでに数多くのショッピングビルが建っていますが、2019年秋をめどに、また多くのショッピングビルが開業します。
そのひとつが2016年から一時休業に入っている「渋谷パルコ」。
建て替え工事のために一時休業状態ですが、2019年秋に工事が完了し、地上19階の複合ビルとして再開業します。再開業後はショッピング施設のほかに、クリエーター育成施設や劇場なども追加で儲けられる予定になっており、渋谷をより文化都市として発展させることでしょう。
また、同じく219年秋には渋谷駅西口の「東急プラザ渋谷跡地」の再開発も完了する予定です。ここにはショッピング施設やクリエイティブコンテンツ産業、外国企業向けのオフィス、そして空港リムジンバスの発着場や観光支援施設などが整備される予定になっています。
文化の発信地、そして観光やビジネスの拠点として、より渋谷がにぎやかになりそうです。
渋谷の新たな観光名所「渋谷スクランブルスクエア」
JR渋谷駅を中心に、東口と西口と線路上のスペースを活用した再開発事業「渋谷駅街区開発計画」で、「渋谷スクランブルスクエア」という施設ビルが建設されています。そのうちの地上47階地下7階の東棟は、2019年に完成する予定で、中には大規模ショッピング施設をはじめ、高層部にハイグレードオフィスが設けられる予定です。
地上約230mの最上部には展望広場が設置される予定にもなっていて、渋谷名物のスクランブル交差点を上から眺めることができるようになるなど、新たな渋谷の観光名所になるとして注目されています。
自然も感じられる街に
かつて水流豊かな街だった渋谷ですが、現在ではさほど「水」を感じられません。そんな渋谷に再び水辺を甦らそうと、渋谷川を活かした再開発が進められています。
渋谷川と連携した「にぎわい広場」や川に水を流す「壁泉」、そして渋谷川沿いに緑豊かな遊歩道を設けるなど、渋谷が水や緑などの自然を感じられる街になる予定です。
流行や文化の発信地としてにぎわう渋谷の中で、癒しを得られるオアシスとしての役割を担ってくれることでしょう。
渋谷駅周辺では数多くの再開発が進められており、街の景色や利便性などが大きく変わろうとしています。
今後も、時代と共に日々進化していく渋谷に注目していきましょう。
リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎
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