
大都市東京の中でもひときわ大きな存在感を持つ銀座。日本の伝統や歴史を継承しつつ、世界の流行を取り入れながら発展を続けてきました。「GINZA SIX」などの大型複合施設が建てられるなど、銀座は今なお開発が進んでいる人気の地域です。ここでは開発が進む銀座についてご紹介します。
銀座が職場だけど、銀座に住む場所なんてないよね…!?
銀座勤務だとどこが住みやすい場所なんだろう….
銀座6丁目2街区に「GINZA SIX」の登場
2016年にオープンした「東急プラザ銀座」から南へおよそ200メートル、中央通り沿いの「松坂屋銀座店」跡地に作られた銀座エリア最大規模の店舗数を誇る「GINZA SIX」。1.4haという広い土地に200を超えるショッピング施設と「観世能楽堂」などの日本の伝統文化を発信する文化交流施設が作られ、2017年4月にオープンしました。
これは、銀座6丁目10番街区と11番街区を一体的に整備した再開発事業で、都市再生緊急整備地域として指定され、東京メトロ銀座駅から直結の連絡通路や屋上庭園、そして観光バスの発着場も整備されるなど、商業や観光地として国内外から注目されています。
もともと同地区は建物も古く、老朽化や防災などの面で問題を抱えていたため、それらの問題を解決すると同時に、周辺地域に貢献するよう市街地の再開発が行われたのです。
・マロニエゲートの統合オープン
もともとプランタン銀座として経営されていた施設は、2017年3月に隣接するマロニエゲートと統合、リニューアルオ―プンされ、20~40代の女性や外国人観光客をターゲットにした工夫が施されています。
ニトリやユニクロなどの大手のお店がOPENしています。
・生活雑貨やロフトのオープン
ロフトは外国人に人気の大型雑貨専門店です。
機能性の高い文房具や、海外では珍しい雑貨など、外国人が注目する品揃えに重点を置き、買い物客を呼び込もうとしています。銀座ロフトは、2017年6月に銀座一丁目駅前の商業施設「銀座ベルビア館」3~6階にオープンしました。これに伴い有楽町のロフトは閉店しています。
・生まれ変わる銀座ソニーパーク
「ソニービル」は2017年の春に営業を中止し、2018年に「銀座ソニーパーク」としてオープン予定です。銀座に緑あふれる場所を作り、地上部分にイベントスペース、地下をソニーグループのショールームとして利用する予定になっています。これは、銀座を訪れた観光客に対し、銀座に生まれたオープンな空間をイベントなどを開催することによってもっと楽しんでもらおうという目的が込められています。
新しい交通アクセス
増加する観光客のため、周辺エリアを結ぶ交通アクセスも充実させる計画が立てられ、観光客の利便性向上が図られています。
東京都心から晴海エリアなどを結ぶ「BRT(バス高速輸送システム)路線」や、銀座エリアから臨海副都心方面を結ぶ「副都心・臨海地域地下鉄」構想などが検討されており、銀座エリアの利便性はますます向上することでしょう。
東京都の2015年の調査によると、東京都を訪れた外国人観光客のうちおよそ5割が銀座を訪れているそうです。また外国人観光客の支出額が多いのも銀座の特徴です。しかし、これは中国人観光客による爆買いによる影響が大きいと考えられており、爆買いの勢いが弱まっている現在では、世界各国に向けた商業戦略や、再開発が重要なポイントとなっています。
オリンピックに向けて世界中から観光客が増えるなか、観光客が「東京に行くなら銀座へ」と考えるような、新たな需要を生み出すための銀座の発展は今後も続いていくことでしょう。
リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎
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