エリア情報
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東京を代表する一等地!白金/白金台/高輪エリア の魅力

         

各エリアの名前の由来

白金という名前は、当時このエリアを開拓した人物のことを白金長者と呼んでいたことにちなんでいます。なおその人物の本名は柳下上総介です。「白金」は一般的にプラチナを表す言葉ですが、当時の白金とは銀ですので気をつけてください。

高輪という名前は、戦国時代に作られた軍記物語で記載されている「高縄原」という言葉が変化して作られたものです。ここで出てくる「高縄」とは「高台にある真っ直ぐな道」を表しています。高輪の地形は南北に伸びた丘陵地であるため、高輪とはそうした地形の特性を表した言葉ともいえます。

白金台は白金の高台にあったことから、白金台という名前が作られました。

各エリアの歴史

今ではとても想像できないですが、室町時代の白金エリアはあまり開拓されていませんでした。そうした地に人が住むようになったのは、南朝の国司の柳下上総介が開拓をしてからです。開拓によって作られた村は白金村と呼ばれるようになりました。ただし当時の白金村は群と群の間にあることから、どちらの群に属するのかが定まっておらず、入会地(共有の土地)として運用されていたようです。

共有地でもあった白金村ですが1651年になると、村の一部が独立して白金猿町が作られました。白金猿町が白金台の原型です。白金猿町に残った白金村および芝白金台町や芝白金三光町などが加わり、現在の白金区ができることとなります。

白金台が誕生したのは1651年。白金村の一部が独立して、白金猿町が作られたことに端を発します。当時は白金台町一丁目から十一丁目までで構成されていました。

その後も周辺の区域を取り込むことで拡大していきましたが、1878年に芝区の成立されたに伴い白金台町は芝区の所属となります。ただし当時は芝区白金台町と呼ばれていました。芝区の所属から港区に所属が変わるのは1947年になってからです。ただし当時は芝白金台町と呼ばれていました。

1969年になると、芝白金町に芝白金三光町や芝白金今里町などが合わさり、現在の白金台が作られます。

高輪の村は江戸時代の職から存在していました。ただし当時は武蔵国荏原郡の所属ではあったものの南北に分かれており、上高輪村と下高輪村と呼ばれていました。1662年になると上高輪村が町奉行支配となって芝田町や芝通新町などに分解されます。下高輪も1713年から高輪北町や高輪中町、高輪南町芝横新町などに分解されます。

1869年になると再び高輪町の統廃合が行われ、下高輪町が改めて作られました。1878年に芝区が作られると、下高輪町は芝区の所属となります。1947年には港区への所属が変わり、1967年になると白金区の一部も取り込まれて現在の高輪が誕生しました。

各エリアの特徴

白金は古い民家が今も残っているなど、比較的庶民的なエリアとなっています。古い家が多いから開発があまり進められていないと思うかもしれませんが、そうとも限りません。明治学院の周辺などでは再開発によってマンションの建設がおこなわれているからです。そこへの入居者が増えていることから、白金では人口が増えつつあります。

白金台は池のある広大な庭園があったり高級感のあるショップが存在していたりすることから、やや高級感あふれるエリアとなっているが特徴です。ただし白金台でも一部のエリアは庶民的な雰囲気を持っていたり、町工場があったりするため、庶民的な雰囲気も意外とあったりします。

高輪は現在再開発が盛んにおこなわれているエリアです。地上45階、地下1階の高さ156mを誇る高層マンション「SHIROKANE The SKY(白金 ザ・スカイ)」をはじめ、高輪一丁目の再開発計画である「高輪一丁目共同建替計画」が発表されるなど、高輪の各地で再開発がおこなわれています。これらの再開発が完了すると、現在の高輪とはイメージが一変するかもしれません。

各エリアの観光地

白金の観光地として挙げられるのが「プラチナ通り」です。通りにはイチョウの木が植えられており、秋になるときれいな黄葉を見せてくれます。おしゃれなカフェ、レストランも数多くあるため、イチョウの木以外の目的で来ても楽しめるようになっています。

白金台の観光地ならば「国立科学博物館附属自然教育園」がおすすめです。白金や白金台は再開発が行われながらも緑を残しているところが多く、そうした緑を生かして国立科学博物館附属自然教育園は作られました。園内には植えられている植物にはひとつひとつ種名や特性の説明がなされており、自然への理解が深められるようになっています。

高輪の観光ならば「泉岳寺」が良いでしょう。忠臣蔵でおなじみの赤穂浪士たちのお墓があるお寺です。また彼らの所持品が展示されている記念館も設立されています。毎年4月初旬と12月14日になると義士祭が開催されるなど、赤穂浪士にちなんだイベントも行われています。

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リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎

2013年12月、東京都中央区銀座にて、リテラ株式会社を創業。創業前から不動産業界に身を置き、宅地建物取引士として14年のキャリアを誇る。 東京都心を中心に不動産の売買、賃貸、管理並びに仲介、斡旋業務を手掛けている。 また、引っ越しをもっと気軽にすることをコンセプトとした都心の高級賃貸マンションの情報サイト「Litera Properties」の運営をはじめ、不動産に付随した幅広いサービスを展開している。