
各エリアの名前の由来
青山は徳川家康の重心であった青山家がその地に別荘を建てたことから青山と呼ばれるようになります。
表参道の名前の由来は、明治神宮の参道をするために作られた道です。参道の道を表参道と呼ぶようになり、それがエリア名前として定着しました。
原宿は昔から宿場町は存在していたことから、原宿という名前が付けられたようです。
各エリアの歴史
江戸時代の青山は江戸の郊外という立場であったため、 雑木林の多い土地でした。そのためあまり街としては発展しておらず、武家の別荘と別荘に対応した町屋が多少作られているぐらいでした。明治時代になると青山も東京の一部とみなされ開発が進められていきます。開発が進んだことで中産階級の人々が青山に住むようになりました。
青山は本格的に発展するのは1964年のオリンピックが開催されることです。厚木街道の拡張に伴い、マンションや高級ブティック、飲食店などが立ち並ぶようになり、現在の形へと発展していきました。
表参道が作られるのは1919年からです。翌年には表参道の象徴ともいえるケヤキの木が植えられます。ただし当時の道は砂利道であり、普通の参道でした。 表参道が発展するのは戦後になってからです。当時は表参道の近くにアメリカ軍施設があり、アメリカの兵士を相手にしながら発展、アメリカの文化を吸収していきました。
アメリカ軍が去った後は、吸収していたアメリカの文化をもとにファッションを展開し、若者を中心に多くの人を集めるようになりました。 現在は若者のファッションと同時に高級ファッションも展開しているなど、対応しているファッションの幅が広くなっています。
原宿は鎌倉時代には宿場町として存在していました。江戸時代になると重臣の江戸屋敷が建てられるなど江戸の重要な防衛拠点として扱われていました。ただし土地としてはあまり発達しておらず、当時は「原宿村」と呼ばれていたようです。
戦前までの原宿は地味な場所だったのですが、戦後からは一変します。代々木にアメリカ軍基地があったらことからアメリカ人が多く訪れるようになり、彼らのファッションを吸収して成長していきました。そこからファッションの街として発展していくことになります。
80年代になると渋谷も台頭してきたことから、ファッションの町としての座を一時期奪われそうになりました。ですが新たに裏原宿が形成されるなど、新たなファッションが原宿で形成されたことによって再びファッションの街としての座を奪還しています。
各エリアの特徴
青山はおしゃれな街ではありますが、場所によっておしゃれの種類が若干変わりますので気をつけてください。大きく分けてみゆき通りと骨董通りでおしゃれの種類が変化する。
みゆき通りは、ハイブランドファッションが有名です。若者向けのやや個性的なファッションがみゆき通りでは中心となっています。
骨董通りは逆に大人向けのファッションが中心です。若者というよりはそれよりやや上の年代をターゲットにしており、大人な雰囲気を持つファッションがよく見られます。
表参道をファッションの街としているのです。ただしこちらはアメリカの文化を吸収して発展したという背景があることから、10代〜20代向けのファッションが中心となっています。若者向けであることから、新しいものだけでなく安い古着を販売している店舗も多くあり、お財布に優しいファッションが展開されています。
若者が多く集まる美容院もまた設立されているのが表参道ならではのことです。通常の店舗もありますが落ち着いた雰囲気のあるおしゃれな店舗もあり、そうした店舗を探すのも表参道の楽しみのひとつとなっています。
原宿はイメージの通りファッションの中心地となっています。ただしファッションの中心地ではあるものの「特定のファッションが強い」というものではありませんので気をつけてください。低価格のファストファッションや、高品質な高級ファッション、さらにゴシックアンドロリィタなど、様々なファッションが原宿には存在しています。そのため特定のファッションに強いことはなく、優劣はあるにせよ、ほぼ全てのファッションがまんべんなく存在していることこそ原宿の特徴、と言って良いかもしれません。
各エリアの観光地
青山の観光地としてここでは「岡本太郎記念館」を紹介します。岡本太郎記念館とは芸術家の岡本太郎さんが生前、自宅兼アトリエとして使用していたところに作られた記念館です。岡本太郎さんが制作したアートや絵画スケッチなどが展示されています。美術館では写真をとってはいけないことも多いのですが、岡本太郎記念館では写真撮影がOKなのもありがたいです。
表参道の観光地としては「アニヴェルセル表参道」いかがでしょうか。アニヴェルセル表参道はパリから直接輸入されたようなお洒落な外観をしている複合施設です。結婚式のチャペルを入れてカフェやギフトショップなど様々などが用意されています。
特に注目したいのは結婚式の会場。愛を誓い合う教会のような場所や、参加者が集まるパーティー会場など、結婚式に必要な施設は一通り揃っています。おしゃれな結婚式を挙げたい方はアニヴェルセル表参道を利用してみてはいかがでしょうか。
原宿はファッションの街ですが、観光地ならば「明治神宮」は外せません。 日本一参拝者が多い神社であり、初詣はもちろんですが、休日にも参拝者が来るところでもあります。そして明治神宮はパワースポットとしても有名です。 湧き水の出るタイプの井戸である「清正井」はパワースポットとして特に有名ですので、参拝に来たら一緒に清正井も訪れるようにしてください。
リテラ株式会社 代表取締役 加藤 圭一郎
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